動物に住みよい環境を『カスカディア』日本語版、4月16日発売
ケンビルは4月16日、『カスカディア(Cascadia)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:R.フリン、イラスト・B.ソーベル、1~4人用、10歳以上、30~45分、5280円(税込)。現在、ケンビルの公式サイトにて4月6日の先行発売予約受付中(下記リンク)。
フラットアウトゲームズ+AEG(アメリカ)から2021年発売されたタイル配置ゲーム。ドイツ語版はコスモス社から発売される。太平洋沿岸のアメリカ北西部を舞台に、クマ、シカ、サケ、ワシ、キツネに住みよい土地を用意する。
ランダムに組み合わせられた地形タイルと動物トークンから1つを選び、地形タイルはつながるように、動物トークンは居住可能な地形タイルの上に配置する。地形タイルがなくなったらゲーム終了で、動物の得点カード、地形の連続などの合計で勝敗を決める。
動物の得点カードは種類ごとに用意されており、各動物4枚の中からランダムに1枚使う。指定された得点カードとルールでプレイするシナリオ、ソロルール、ファミリールール、上級ルールなど幅広く用意されており、長く楽しめるようになっている。
(写真は英語版)
オジサンメッセージ(Let’s Block the Creepy Message!)
おじさん構文の練習
カードを組み合わせて「おじさん構文」を作り、女性役のプレイヤーからブロックをもぎとるカードゲーム。ゲームマーケット2021秋にドヤゲームズから発売された。
おじさん構文とは(ウィキペディアより)
- LINEなどのメッセージアプリで使われる中年男性特有の言い回し。おじさんLINEとも呼ばれる
- 句読点を多用、あるいは、不自然な位置へ挿入する
- 絵文字(特に😅・💧・💦・❗)を多用する
- 若い女性に対して下心を見せる(チャンづけなど)
- 定期的に日記のような文章を送ってくる
4もあって、このゲームにはかなりの下ネタワードが含まれており、それが女の子にかけられる言葉だと思うと、同じおじさんでも気持ち悪い。虫酸が走るような気持ち悪さを笑いに変えられるかが、このゲームのポイントだと思っていた(それは甘かった)。
カードは『たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。』のように、「おじさん」「〇〇ちゃん」といった毎回使える基本カードと、使ったら捨て札になるカードがあり、ストレートな完全セクハラも、ギリギリのラインも自由自在だが、どんな基準でブロックされるかは女性役のプレイヤー次第。インパクトが大事だが、ストレートすぎると変に美しくなってしまったり、ギリギリのラインだとパンチが弱かったりしてなかなかうまくいかない。
そんな中で選ばれるおじさん構文は、ほとんどクレイジーとも言えるようなぶっ飛んだものばかりで、もはや文学の領域にあるといってもいいのではないかと思えるほど。おじさん構文の奥深さを思い知った次第である。
オジサンメッセージ
ゲームデザイン:ドヤゲームズ/イラスト:WM
ドヤゲームズ(2021年)
3~5人用/13歳以上/15~30分
通販:BOOTH