サニーバードは『リッチ&グッド〜大勝負(The Rich and the Good)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・C.A.ロッシ、イラスト:M.メンツェル、2~5人用、13歳以上、45分、6380円(税込)。現在、先行販売受付中(下記リンク)。
オリジナルは2008年、ウィニングムーブズ(ドイツ)から発売された作品で、メビウスゲームズによる日本語訳付き輸入版が『大勝負』というタイトルで流通していた。今回の日本語版はアレスゲームズ(イタリア)の新版に基づく。両隣と共有するカードで市場を操作し、6種類の商品を、安く仕入れて高く売る先物取引ゲーム。デザイナーは『マウンテン53』のロッシ。
手番には商品の株券を3枚まで買うか売り、その後で自分の両隣に立てられているカード立てから1枚ずつ市場操作カードを選んで相場を上下させる。市場操作カードを両隣と共有していることで、株券の売買に2人だけの連帯が生まれるところがポイントで、他のプレイヤーがどれくらい追随するかの駆け引きがある。
さらに手番に株券を1枚ずつ慈善事業に寄付することができ、4手番が終わったらその時の相場で換金する。さらに4手番後に再び換金し、最も少ないプレイヤー(タイの場合はその全員)が脱落となる。残ったプレイヤーで株券を売却し、所持金により勝敗を決める。
株価が乱高下する中、何を残し、何を寄付し、何を売却するかはすべて、お互いの動向を見て行わなければならない。シンプルでインタラクティブな名作の復刻、木製カード立てやカード置き場が追加されたボードなど、内容物もグレードアップしている。