『ドミニオン:異郷 第2版』日本語版、10月下旬発売
ホビージャパンは10月下旬、デッキ構築ゲームの拡張セット『ドミニオン:異郷(Dominion: Hinterlands)第2版』日本語版を発売する。ゲームデザイン・D.X.ヴァッカリーノ、2~4人用、14歳以上、30分、4400円(税込)。プレイするには『ドミニオン 第二版』『ドミニオン:基本カードセット』などに含まれる「勝利点」「財宝」「呪い」カードが必要。
6番目の拡張セットとして2011年に発売されたをリニューアル。世界の最果ての地とそこに住む人々がテーマで、プレイヤーがカードを購入・獲得するときに即座に効果を表す能力が特徴となっている。
旧版からいくつかの王国カードを入替・追加している第2版としては基本セット、『陰謀』、『海辺』、『繁栄』(日本語版未発売)に続いて4タイトル目となる。今回旧版からなくなったのは「公爵夫人」「義賊」「埋蔵金」「官吏」「シルクロード」「神託」「遊牧民の野営地」「大使館」「不正利得」。代わって「番犬」「遊牧民」「織工」「進路」「魔女の小屋」「スーク」「車大工」「大釜」「狂戦士」が追加された。新カードの効果はぼどろぐでまとめられている。
内容物:カード 300枚、収納トレイ、インデックスシート、ルールブック
いくつでも進める秘宝集め競争『ツタンカーメン』日本語版、10月29日発売
グループSNEは10月29日、ゲームマーケット2022秋にて『ツタンカーメン(Tutanchamun)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:R.クニツィア、アートワーク:ちゅぱみ、2~6人用、8歳以上、30分、3520円(税込)。
オリジナルは1993年、アミーゴ社から発売された作品で、同年にドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞2位という好評価を得ている。英語版はアウトウブザボックス社が2004年に発売しており、輸入版が国内流通していたが絶版になって久しい。考古学者となり、ナイル川に眠る秘宝を誰よりも多く集める。
秘宝タイルをランダムに並べてスタート。手番には、自分のコマを好きなだけ進めて移動先のタイルを獲得する。どこまででもコマを進めることはできるが、戻ることはできないところがポイントで、ほしいタイルを先に取るか、残り物をたくさん集めるかの選択に迫られる。このメカニクスは『ビッグポイント(バイツ)(2008年)』や『東海道(2012年)』にも用いられた。
8点の秘宝は8枚、6点の秘宝は6枚……1点の秘宝は1枚あり、種類別に一番多く取った人がその点数、2番目に多く取った人がその半分をもらえる。この他に他プレイヤーの秘宝を買い取るコイン,枚数がタイのときに1位になれるファラオ,そしてゴールに置かれているジョーカーがあり、枚数のマジョリティ競争もまた悩ましい。
1993年発売当時の「クラシックルール」のほか、デザイナーおすすめの「モダンルール」も収録し、異なったプレイ感で楽しめるようになっている。