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ライバルをトラップにかけて生き残れ『遺産は俺のモノ』日本語版、9月22日発売

ジーピーは9月22日、『遺産は俺のモノ(La Course à l’Héritage / 13 Dead End Drive)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:M.マラ&D.ウェイマン、2~6人用、8歳以上、30分、4180円(税込)。

オリジナルは1993年、ミルトン・ブラッドレー社(アメリカ)から発売された作品。その後、欧米で各言語版が発売されてきたが、今回の日本語版は2021年にランサー社がアートワークを一新した新版に基づく。立体コンポーネントのトラップで相手を出し抜き、生き残ってアガサ氏の遺産を相続することを目指す正体隠匿系ゲーム。

屋敷の中には12人のキャラクターが歩き回っているが、どのキャラクターがどのプレイヤーに割り当てられているか秘密(1人で複数キャラクターを担当する)。手番にはダイスを振って好きなキャラクターを移動させる。トラップに入ったキャラクターはカードを引いてアウトならば脱落(カードで捜査官が出ると捜査官が進む)。

こうして最後の1人になるか、誰かが出口から出るか、捜査官が到着すればゲーム終了。1人生き残ったプレイヤーが勝者となるが、その前でも暖炉の上には肖像画が掲げられており、肖像画になっているキャラクターが出口から出るか、そのときに捜査官が到着すれば、そのキャラクターを担当しているプレイヤーが勝者となる。

肖像画はゾロ目で変えることができ、サドンデス勝利のチャンスがあるが、当然他のプレイヤーからトラップにかけられるだろう。あえて危険を犯して自分のキャラクターをトラップにかける手もあり、他プレイヤーをあざむきつつ、自分のキャラクターをいかにタイミングよく動かしていけるかが勝負。立体コンポーネントのトラップギミックも見どころだ。

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移動式ボードゲームカフェ、10月からスタート 寄贈資金CFも

愛知県在住のボードゲーム愛好家、稲垣享一郎氏は10月より、アメリカのスクールバスを改造した移動式ボードゲームカフェ「チャーリーズボドゲカフェ」で全国を巡回する。現在、公式スポンサーと、巡回先で子ども向けサードプレイス(フリースクール、児童養護施設、子ども食堂など)にボードゲームを寄贈するための支援をクラウドファンディングで募集中。

1500個以上のボードゲームを所有する稲垣氏が、教員として子どもたちに関わってきた中で、週末にどこにも遊びに行けない子どもたちを目にして「エンタメの格差」を感じたのがプロジェクトのきっかけ。ボードゲームをいっぱい詰め込んだバスがやってくるという非日常感を、子どもたちに味わってもらいたいと全国巡回する。ドイツではコスモス社が2002年にカタンバスで全国PRキャンペーンを行うなどいくつかの事例があるが、日本では初。

一過性のものにならないよう、ボードゲームをサードプレイスに寄贈し、不登校などの子どもに対し、ボードゲームを通して地域やボランティアの人が関わるきっかけ作りにしてもらうことを目指す。小学生が多いところにはキッズゲーム、 中学生・高校生が多いのであれば中量級やコミュニケーション系などを選び、いずれにしてもルール説明が3分以内で終わるようなものにするという。ボードゲーム専門店がスポンサーにつき、ボードゲーム選定もバックアップする。

移動式ボードゲームカフェ自体は大人でも利用可能で、年内から年明けにかけて関西から沖縄まで、来春から夏に東北から北海道を巡回する。現在行われているクラウドファンディングは寄贈するボードゲームの資金で、さまざまなリターンを用意して3000円から受け付けている。

for GOOD:日本全国47都道府県のこどもの居場所にボードゲームを配りたい