ピッツァ・ラバッツァ(Piazza Rabazza)
急いで間違えず届けよう!
ゼンマイ式の振り子で街全体が揺れる中、指定されたお客様にピザを配達するゲーム。こだわりのコンポーネントに定評のあるツォッホ社(ドイツ)の製品で、フイゴを使う『海賊ブラック』のホフマンと、ビー玉を使う『魔法の山』のシュリーマンという、ギミック系に強いデザイナーコンビが制作した。
配達するお客様は4つの区画にそれぞれ1人ずついる。場所を確認し、ライダーにピザをのせ、ゼンマイを巻いたらスタート。ゼンマイが切れるまでに、指定されたお客様にピザを届けられたら、そのタイルを捨てることができる。手持ちのタイルを全部なくしたら勝利。
ピザは金属製で、街の壁には磁石が埋め込まれており、お客様のところまで来たらライダーを壁にぶつけると勢いでピザがお客様にくっつくようになっている。壁の振動ですぐくっつくこともあれば、ライダーの向きが違うと手こずることも。
特に入口付近では、壁の振動で他のお客様にピザが行ってしまうことがある。その場合は、そのお客様タイルをもっているプレイヤーがタイルを捨てられる。この誤配達によって逆転劇も生まれる。
ゼンマイが切れるまでの時間は短く、4人中3人届けられれば御の字。遠くの区画は時間がかかるので、終盤に向けてどの区画のお客様を残していくかも考えたほうが良さそうだ。お客様が1人になったら、ピザも1枚だけ。上がれそうで上がれないのがもどかしい。
Piazza Rabazza
ゲームデザイン:G.ホフマン&J.P.シュリーマン
イラスト:D.ローハウゼン
2~4人用、6歳以上、30分
キジのセットコレクション『ファザネリー』日本語版、1月20日発売
サニーバードは1月20日、『ファザネリー(Fasanerie / Fancy Feathers)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:F.フリーゼ、イラスト:H.リースケ、2人用、8歳以上、15~30分、1980円(税込)。1月4日まで下記サイトで先行販売中。
オリジナルは2Fシュピーレ(ドイツ)から今年の秋に発表された。一列に並んだカード上でコマを進めて、貴重なキジをコレクションするカードゲーム。
5枚のカードを並べ、プレイヤーのコマをランダムに配置してスタート。手番には自分のコマを好きなだけ進める。手番開始時にコマが単独で一番後ろにいるならば、自分のコマがあるカードから後ろのカードを回収し、カードを補充する。
カードには様々な得点パターンがあり、枚数によって失点になってしまうカードでは押し付け合いになることも。山札がなくなってコマがすべてカード列から出たら得点計算をして勝敗を競う。
カードは12種類あり、その中から6種類を使う。ゲームごとに組み合わせが変わり、変化が楽しめる。2セットで3~4人、3セットで5~6人プレイもできる。
サニーバード:ファザネリー日本語版(1~3個セット)
ファザネリー(Fasanerie / Friese / 2F-Spiele+サニーバード, 2022)
後ろの人からコマを好きなだけ進めて、後ろにコマがいなくなったらコマのあるカードより後ろを全部もらう。欲しいカードと欲しくないカードがある中で、どこまで進めてもカードをもらえるのかのオークションのようなプレイ感がある pic.twitter.com/vQF6uvnEac— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) March 26, 2023