うんとちん(Un and Chin)
うんこばくはつ!
「うんこちんちん」「ちんこうんうん」など7パターンになるようにカードを出して手札を先になくすゴーアウト系カードゲーム。『はぁって言うゲーム』『あいうえバトル』の米光一成氏の作品で、ゲームマーケット2022秋で発売された。
手札から1枚出して、6種類ある「うんとちんの黄金フレーズ」を作っていく。出せない、出したくないときはパス。フレーズを完成させるともう1手番でき(全員パスした場合は水に流してリスタート)、最初に手札をなくした人が勝つ。
「ちん」の後は「ちん」か「こ」というように、前のプレイヤーが出したカードによって、出せるカードが決まる。どのカードが何枚あるかはカードのイラストで表されている。言っている内容に比してテクニカルな側面もあるのだ。
カウンチングできるので相手の出せるカードを封じつつ、リードを守って一気に上がりたい。
うんとちん
ゲームデザイン&イラスト:米光一成(同人、2022年)
2~6人用/6歳以上/5分
メイフォローの攻撃的トリテ『シュティッヒルン』日本語版、2月上旬発売
数寄ゲームズは2月上旬、『シュティッヒルン(Sticheln)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:K.パレーシュ、イラスト:O.フロンデンライヒ、3~6人用、10歳以上、30分、1980円(税込)。1月23日より先行販売される。
オリジナルは1993年にアミーゴ社から発売されたトリックテイキングゲーム。国内では輸入版が流通し、ロングセラーとなってきた。今回の日本語版デザインは2012年のNSV版に基づく。
手札から1枚ずつ出して一番強いカードを出した人が総取りし、1枚1点。ただし最初に選んだ1枚の色については数字の分だけ失点になるというルールだが、何色を出してもよい(メイフォロー)と、最初に出した色でないほうが強いというひねりが最大の特徴。これによって壮絶な失点の押し付け合いが始まる。
失点を回避しつつ、得点を取れそうなところで思い切って取りに行く度胸も必要。失点を避けてカードを出すコツもあり、習得するほどによりシビアな戦いが楽しめる。また、現版にはない作者オリジナルのバリアントルールも付属する。
数寄ゲームズのトリックテイキングゲームシリーズは『知略悪略』『トランプ、トリックス、ゲーム!』『地下迷宮と5つの部族』『ブードゥープリンス』『乗り間違い』『パーラ』に続いて7タイトル目。ラインナップにまた名作が加わった。
シュティッヒルン(Sticheln / Palesch / NSV, 2012)
来月日本語版が出るメイフォローのトリックテイキング。最初に各自1枚カードを出した色はマイナス。下家のプレイヤーが失点になるカードをぶちこんでくるので、フォローしなくても良いがフォローしたほうがよいという微妙な立ち回りが求められる pic.twitter.com/kyrW1Qp0u7— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) January 15, 2023