IGA2003、2回目のノミネート発表
国際ゲーマーズ賞(IGA)は20日、2003年のノミネート作品19タイトルを発表しました。2003年の賞はすでに6月に発表(「プエルトリコ」が受賞)されており、IGA2003という同じ名前で2回目に臨むかたちになっています。1回目は設立記念の特別賞という位置付けになっていますが、実質2002年度のゲームが選ばれていました。今回の発表はドイツの年度で2003年に発売されたゲームだけが並んでいます。
ノミネートされたゲームはほとんどがドイツゲーム。前身のゲーマーズ・チョイス・アワーズ(米)から国際化したこの賞は、結果的にアメリカ純国産のゲームを排除する結果になりました。アメリカのお家芸であったウォー・シミュレーション部門もなくなり、ドイツの年間ゲーム大賞に近い内容となっています。大賞の発表日は未定。(Boardgamegeek)
【IGA2003ノミネート】
・一般ストラテジーゲーム・多人数部門:
「石器時代の開拓者/アドベンチャー人類/旅立ち(K.Teuber)」「アドアクタ(A.Meyer)」「蒸気の時代(M.Wallace)」「アルハンブラ(D.Henn)」「アメン・ラー(R.Knizia)」
「コロレット(M.Schacht)」「新レーベンヘルツ(K.Teuber)」「宝石商(R.Staupe)」
「氷河期(A.R.Moon,A.Weissblum)」「マグナ・グレキア(L.Colovini,M.Schacht)」
「マレ・ノストルム(S.Laget)」「ニューイングランド(A.R.Moon,A.Weissblum)」
「パリス(M.Schacht)」
・一般ストラテジーゲーム・2人部門:
「アバロン(L.Colovini)」「バルーンカップ(S.Glenn)」「ハイブ(J.Yianni)」
「指輪物語・対決(R.Knizia)」「オーディンのカラス(T.Gimmler)」
「ストリートサッカー(C.v.Moorsel)」
オーストリアゲーム大賞、『アーサー王』に
ウィーン・ゲームアカデミーは19日、今年のゲーム・オブ・ゲームズ(オーストリアゲーム大賞)を発表しました。この賞は一般公募で集められたノミネート作品から、審査委員会が決定するもので、新作に限定されています。
「ニューエントデッカー」「プエブロ」に続く今年の大賞は、クニツィアのAI内蔵ボードゲーム「アーサー王(King Arthur)」。オーストリアはおろか、ドイツでもまだ発売されておらず、この賞のために特別に試作品が提供されていたというラベンスバーガー社の蔵出しです。AIはドイツ語を話すため、残念ながら非ドイツ語圏では遊べません。
以下6部門について11タイトルが選出されました。今年から初めてフリーク部門が新設され、同じくクニツィアの「アメン・ラー(Amun-Re)」が入賞。もともとは家族・友達への普及を目的として設立された賞ですが、幅広いニーズにこたえている様子が伺えます。(Spielbox)
【ゲーム・オブ・ゲームズ:オーストリアゲーム大賞2003】
・大賞:アーサー王(King Arthur / R.Knizia / Ravensburger)
・家族向けヒットゲーム:
クランス(Clans / Winning Moves)、ドラゴン島(Die Dracheninsel / Amigo)
ヨーロッパツアー(Europatour / Schmidt)
・子ども向けヒットゲーム:
ドラゴンの穴(Die Höhle des Drachen / Hasbro/MB)、グラグラ城のオバケ(Schloss Schlotterstein / Haba)、ネコとネズミの大レース(Viva Topo! / Selecta)
・エキスパート向けヒットゲーム:
アメン・ラー(Amun-Re / Hans im Glück)
・友達向けヒットゲーム:
新レーベンヘルツ(Löwenherz / Kosmos)、スカッドセブン(Squad Seven / Jumbo)
・2人用ゲーム部門:
子猫ちゃん(Pussy Cat / Goldsieber)
・パーティーゲーム部門:
ジャングル・スピード(Jungle Speed / Piatnik)