サンクトペテルブルグ・ルールFAQ
ハンス社が公式に回答しているルールFAQは以下の通り。特に4番目は多くの人が1周少なくプレイしていると思われるので注意されたい。
- 倉庫(Lagerhaus)で手札を4枚持っているときに、倉庫をアップグレードしたら?
→その時点では手札を3枚に減らす必要はなし。その後は新しいカードを取って4枚以上になってはいけない。
- 酒場(Schenke)で勝利ポイントを買えるのはいつ?
→建物フェイズの得点計算の後。つまり建物フェイズで手に入ったお金を勝利ポイント購入に使える。
- 天文台(Sternwarte)を使った建物フェイズで、その天文台をアップグレードできるか?
→不可。続く貴族フェイズの最初に表にし、それからアップグレードできるようになる。
- アップグレードフェイズの最後に、ディーラーが職人カードを補充していたら山札がなくなった。この時点でゲーム終了となるのか?
→次の職人フェイズは行われ、次のアップグレードフェイズまで続行してゲーム終了となる。ルールの文面からはこの時点でゲーム終了とも取れるが、フェイズの中心はあくまで行動(購入・確保・パス)であり、職人カードの山札がなくなった回の職人フェイズは行われる。なおこの点は不明確だったので新版ではルールに明記するとのこと。
(Sankt Petersburg – FAQ, Hans im Glück)
オーストリアゲーム大賞に「頭脳絶好調」
オーストリア・ゲームアカデミーは17日、2004年のオーストリアゲーム大賞(Spiel
der Spiele、ゲーム・オブ・ゲームズ)を発表しました。4年目の栄冠にはR.クニツィア作の多人数アブストラクトゲーム、頭脳絶好調が輝きました。同時に発表された6部門11タイトルのヒットゲーム(Spiele Hits)には、サンクトペテルブルク、サンファンなどが入りました。
オーストリアゲーム大賞は一般応募で寄せられた候補作品から、ゲームやコミュニケーションのエキスパートが選出する賞。歴史の浅い賞ながら、受賞ゲームにロゴが印刷されるなど、ドイツ語圏で発表されるゲーム賞として愛好者やメーカーから注目を集めています。ドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム賞とは異なるゲームが多く選ばれており、今年の傑作ゲームを知る上で面白い資料となっています。
受賞した頭脳絶好調はプレイスペース広島から発売されていましたが、奇しくも受賞日の17日にメビウスからも発売となりました。ドイツ年間ゲーム大賞ノミネートと国際ゲーマーズ賞にもノミネートされており、また国内の評価も上々です。お買い求めはお早めに!(Spiel der Spiele)
【オーストリアゲーム大賞】
・頭脳絶好調(R.Kinzia/Kosmos)
【ヒットエキスパートゲーム部門】
・サンクトペテルブルク(M.Tummelhofer/Hans im Glück)
【ヒット友達ゲーム部門】
・イグルーイグルー(B.Cathala&B.Faidutti/Goldsieber)
・トンギアキ(T.Rauscher/Schmidt)
【ヒット家族ゲーム部門】
・アストロスライド(F.Sindon/Hasbro)
・メイクンブレイク(A.&J.Lawson/Ravensburger)
・イエローストーン(U.Rosenberg/Amigo)
【ヒット子どもゲーム部門】
・密輸業者の島(A.Wrede/Haba)
・たんぽぽの綿帽子(H.Punke/Piatnik)
・ベンガベンガ(A.Steinwender&R.Hofstatter/Selecta)
【ヒット多人数ゲーム部門】
・クラニウム(R.Tait&A.Whit/Jumbo)
【ヒット2人ゲーム部門】
・サンファン(A.Seyfarth)