『お先に失礼します』、メビウスから発売
東京・水道橋のゲームショップ、メビウスゲームズはゲームマーケットを皮切りに、新作『お先に失礼します』を発売予定であることを明らかにした。幻の名作と言われる『皿洗いゲーム』が日本で生まれ変わることになる。
『皿洗いゲーム(Qui Va Faire la Vaisselle? / Who is going to do the dishes?)』は1991年にフランスのアバロンゲームズから発売された。食べ終わった食器を押し付けあって、皿洗い当番を決めるゲームだ。手番にはタイルを1枚裏返すか、すでに裏返したタイルを重ねるかのどちらか。重ねるのは、種類か色が同じならば自分のタイルでもほかの人のタイルでもよい。これを繰り返し、最後に一番多くタイルを持っている人が負けになる。
はじめは適当にやっていても、途中からタイルをどこに重ねれば大丈夫かがだんだん分かってくる。ほかの人より先に気づけるかがゲームのポイントだ。たった24枚(1人6枚)のタイルで、1ゲーム5分もかからないのにそこから織り成される推理と駆け引きのドラマは驚異的だ。
今回リメイクにあたって残業を押し付けあうゲームになった。イラストは古川めらお氏。たくさんの仕事を抱えた社員タイルをうまくさばいて早く帰ろう。
メビウスゲームズは『サンファン』、『ニムト』、『ごきぶりポーカー』などの日本語版を海外メーカーと共同で手がけているが、独自にリメイクを制作するのは『キュージェット』以来。国内のゲームシーンにまた新しい楽しみが加わった。
・メビウスおやじ:お先に失礼します
・Boardgame Geek:Qui Va Faire la Vaisselle ?
メンサセレクト2008
アメリカの高IQ者団体メンサは、今年のベストゲーム5タイトルを発表した。4月11日から3日間にわたってフェニックスで開かれた「マインド・ゲーム・コンペティション」で選ばれたもの。予めエントリーした54タイトルを210人以上のメンバーが遊んだ結果は以下の通り。今年は全てアメリカのゲームで占められている。
メンサセレクトの基準は美観、ルール説明、オリジナリティ、ゲームの魅力と価値などいくつかの基準で選ばれるが、楽しむのにIQが高い必要はないという。選ばれたゲームは、メンサのロゴを箱に印刷できるようになる。
【メンサセレクト2008】
・アミューズアメイズ(AmuseAmaze / HL Games)
・アイ・ノウ(Eye Know / Wiggles 3D)
・ジャンバラヤ(Jumbulaya / Platypus Games)
・ピクセル(Pixel / Educational Insights)
・ティキ・トップル(Tiki Topple / Gamewright)
(リンクはBoardgame Geek)
・Mensa:Mensa Select 2008