ミープルチョイス2006に『ブルームーンシティ』ほか
アメリカのゲーム愛好者が作るインターネット・グループ「ミープル」は、1000名を超えるメンバーで2006年のベスト3「ミープルチョイス(Meeple Choice)」を選出した。
ドイツ年間ゲーム大賞2006のノミネートに入った2作と、今年ノミネートされている『イスファハン』という顔ぶれ。秋に発売されたばかりの『イスファハン』が入ったことは、このゲームの人気の高さを物語っている。
今年は絶対的に1番人気のゲームが存在せず、順位の変動が大きかったという。そのためあと一歩だった5つのゲームも準優勝として発表された。
「ミープル」はカタンに始まるドイツゲームに刺激を受けて結成されたグループで、フリーク向けの重量級ゲームを選出している。コアゲーマーにとってはドイツゲーム賞と並んで参考になる賞だろう。
【ミープルチョイス2006】
・ブルームーンシティ(Blue Moon City / R.クニツィア / コスモス, 2006)
・郵便馬車(Thurn und Taxis / A.ザイファルト / ハンス・イム・グリュック, 2006)
・イスファハン(Yspahan / S.ポーション / イスタリ, 2006)
準優勝作:全時代(Through the Ages)、カナルマニア(Canal Mania)、大聖堂(Die Säulen der Erde)、インペリアル(Imperial)、ファクトリーファン(Factory Fun)
・spielbox-online:Preisträger des Meeples Choice Award 2006 stehen fest
・Meeples’ Choice
『オセロ』の長谷川氏が『ミラクルファイブ』を発表
『オセロ』の考案者である長谷川五郎氏は14日、新しいボードゲーム『ミラクルファイブ』を発表した。発売元はバンダイナムコホールディングス傘下のメガハウスで、16日以降玩具売り場に並ぶ見込み。定価3,150円。
『ミラクルファイブ』は白黒12個のコマを盤上に並べ、さらに移動しながら先に五目並べることを競うアブストラクトゲーム。14日に東京の帝国ホテルで行われた発表会では、全日本オセロチャンピオン・中島哲也氏と長谷川氏が対局し、持ち時間切れで長谷川氏が勝利したという。
ほかにも同じコンポーネントで5種類のゲームが遊べる。1973年に同様に帝国ホテルで発表された『オセロ』は34年3カ月で累計2260万個の売り上げを記録した。脳力ブームでアブストラクトゲームにも注目が集まる現在、今回どこまで広まるか楽しみだ。
(長谷川氏は『ソクラテス』という異種五目並べを発表したことがあるが、今回の新作との異同はまだ分かっていない。)
・Dengeki Online:『オセロ』の生みの親・長谷川五郎氏の最新ゲーム『ミラクルファイブ』本日発表!