うさかめコン・レース
ウサギが寝ている隙にズル
足は速いけどすぐ寝てしまうウサギと、のろいけどウサギが寝るとズルをして近道をするカメのどれが早いかを予想するボードゲーム。
カードをめくって、そこに描かれたウサギか3色のカメのいずれかを進める。先頭が3ヶ所のチェックポイントを通過するたびに、手札からどれが勝つかを予想。ゴールしたときに、予想が当たっていれば得点となる。先に予想したものほど、当たったときの得点が大きい。
進むカメを選択できるカードや、ドーピングできるカードもあるが、進み方はほぼ運次第。でもウサギとカメの動きがコミカルでおかしい。ウサギはとにかく早く、トップを独走する。でもトップにいるときニンジンマークのカードがめくられると、昼寝を始めてしまう。ウサギが昼寝中の間は、ほかのカメはまっすぐ上に移動して近道(実はカメは正直者ではないのである)。ここが逆転のチャンス。キャベツマークが出て、ウサギが起きるまで、どれくらいアドバンテージを稼げるか。終盤のデッドヒートが熱い。
3ラウンド行って得点の多い人の勝ち。今回は大逆転が起こらず、第1、第2ラウンドでは予想の時点でトップだったウサギが優勝したため、本命に賭けていた私がトップ。得点がさらに上がる第3ラウンドでは、ウサギを振り切って青のカメが優勝したが、途中からみんな青のカメに賭けていたので得点差が開かなかった。
予想はレース終了まで非公開。「ウサギ、起きろ!」「赤ガメ頑張れ」など、自分が予想したカメに声援を送っているように見せかけて、実は違うのに賭けていたなどというブラフもできる。もっとも、それを本気にして相乗りしようとする人が進めてしまうとウソから出た真になりかねない。
うさかめコン・レース
チームきりたんぽ(仮)
2〜5人/30分
ミープルチョイス賞2009に『スモールワールド』
ボードゲームニュースによると、北米のボードゲーム愛好者団体「シュピールフリークス(Spielfrieks)」は6月15日、昨年の「ミープルチョイス賞(Meeples’ Choice Award)」を発表した。
シュピールフリークスは2000年にアメリカのボードゲーム愛好者が立ち上げたディスカッショングループで、1000名以上の会員がいる。1995年まで遡って人気投票によるベストゲームを発表し、さらに毎年新作の中からベストゲームを発表している。
昨年は『ドミニオン』がダントツ1位だったが、今年は上位が僅差で争っている。
【ミープルチョイス賞2009】
1位:スモールワールド(Small World)38票
2位:ハンザ・テウトニカ(Hansa Teutonica)36票
3位:エンデバー(Endeavor)33票
4位:ダンジョンロード(Dungeon Lords)30票
5位:ロール・スルー・ジ・エイジズ(Roll Through the Ages)27票
6位:スチーム(Steam)26票
7位:オートモービル(Automobile)23票
8位:ホームスティーダー(Homesteaders)19票
8位:トバゴ(Tobago)19票
10位:フィット(Fits)18票
・Boardgame News:2009 Meeples Choice Award Results