トリッキートレック(Tricky Trek)
カワイイけど弱肉強食
ライオンたちが、動物を食べてエネルギーにして進むレースゲーム。オランダのクワリ社が、エッセンで限定販売したもので、陶器製のかわいい動物コマは、翌年の『トリッキーサファリ』にも引き継がれている。
ちょうちょは1マス、ネズミは2マス、ウサギは3マス、イノシシは4マス、シカは5マス進める。ちょうちょからイノシシまで1個ずつもってスタート。毎回、手持ちの動物を握って、ポイント数の多い順に自分のライオンを進める。
動物たちは一列に並んでおり、握った数だけ前に進み、止まったところの動物を食べる(手持ちに入れる)。握った動物は輪廻して(?)、列の最前列へ。これを繰り返して、先頭のコマを食べるか超えたら勝利。
動物は一度に2匹握ることもできる。でも食べれるのは毎回1匹なので、手持ちは減ることになる。1匹だけになったら、コマを消費せず後ろに戻って食べることもできるが、遅れるので、むやみに減らさないようにしたい。
ポイントの高いシカ・イノシシをいかにたくさん食べられるかが勝敗を分ける。そこに止まれるように握っても、ほかの人に先を越されてちょうちょを食べることになったり。美味しくない…。相手の手持ちをもとに、どれくらい握りそうか考える必要がある。
終盤まで一進一退のレースが続いたが、最後にシカ2匹で一気に駆け抜け勝利。コマのかわいさと裏腹に、弱肉強食というテーマと、シビアなゲーム展開が印象的だった。
Tricky Trek
コルネ・ファン・モーセル/クワリ(2009年)
2〜5人用/8歳以上/15分
絶版・入手難
『黄金の島イスラ・ドラーダ』日本語版発売
アークライトは本日、『黄金の島イスラ・ドラーダ(Isla Dorada)』日本語版を発売した。14歳以上、3〜6人、60~90分、5,040円。
『インカの黄金』を手がけた人気デザイナー、B.フェイドゥッティとA.R.ムーンに、『ウィング・オブ・ウォー』のイタリア人デザイナーコンビプレイヤーが加わって豪華メンバーで制作され、フランスのファンフォージ社が昨秋に発売した新作。プレイヤーは探検隊の一員となり、チームで一丸となって伝説とお宝、そして危険に満ちた不思議な島を探索する。
メンバーはそれぞれが異なった宝の地図を持っており、行きたい場所や近寄りたくない場所が違うため、思惑が異なる。そこで探検隊の移動先は競りによって決められる。探検中に手に入れた特殊カードも積極的に利用しつつ、時に協力し、ときに裏切って価値の高いお宝を手に入れることを目指す。
日本のほか、アメリカ・フランス・ドイツ・イタリア・ハンガリーで発売されている。
アークライト通販:黄金の島イスラ・ドラーダ 完全日本語版