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アップ・ザ・リバー(Fluß aufwärts)
Published Date: 2011-06-02 アップ・ザ・リバー(Fluß aufwärts)コメントする
ゴールは目前なのに遠く
どんどん流れていく川を上るすごろく。強制ストップの中洲や、もう1回進める大波を計算に入れて、自分の3隻のヨットのどれを進めるか考えよう。20年以上前のゲームで、日本語版も発売されていた。2002年にハバ社から『マラケシュ(Marrakesh)』というタイトルでリメイクされた。
川の流れを表すのはタイル。全員1回ずつ手番を行ったら、川下にあるタイルを川上に移動する。相対的にコマは1マスずつ下がるわけで、川に流される様子がよく出ている。
はじめに与えられるヨットは1人3隻。自分の番にはダイスを振って、1隻だけ進める。進まないでいると、タイルがどんどんなくなっていって滝つぼに落ちてしまう(復活しない)ので、後方優先でいきたい。でも、ゴールは着いた順に得点が高い。1隻くらいあきらめてトップを目指すか、全体的に進めて着実に得点するか。
タイルの中には中洲があり、ここまできたら残りの目がなくなる。滝つぼが後ろに迫っている時などは焦る。一方、大波タイルは追加で3マス進める。ここに止まる目を逃さないようにしたい。
子供たちとプレイ。1つ滝つぼに落ちたが、残りでトップを取って1位。長女は全部生き残り、最後まで手番を行っていたので勝つかと思ったが、到着が遅れたので得点が伸びなかった。シンプルなすごろくだが、どれを進めるかはなかなか考えさせられる。
Fluß aufwärts
M.ルートヴィヒ/ラベンスバーガー(1988年)
2〜4人用/6歳以上/20分
ゲームストアバネスト:マラケシュ
プレイスペース広島:マラケシュ
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アンケート:購入量の変化
Published Date: 2011-06-01 アンケート:購入量の変化コメントする
Q.45:ボードゲームを購入する量は以前と比べて…(2011年5月)
A.増えている 54票(26%) | |
B.横ばい 57票(27%) | |
C.減っている 97票(47%) |
ショップ・日本語版・輸入アイテムの数が近年とみに増加しています。これはボードゲーム人口の増加が背景にあると考えられますが、従来の愛好者の購入量はどうなっているかお尋ねしました。
その結果、約半数の方が「減っている」と回答。増えている人は4分の1に留まっています。収納スペースに限界が来た、お気に入りを見つけてパワープレイに切り替わった、最近目を引くアイテムがないなど、個別にはいろいろな理由があると思いますが、全体としてはボードゲームの大衆化の一環として捉えることができそうです。
愛好者の裾野が広がるにつれて、ロングテール=少し買って長く遊ぶ層が増えていると見られます。ボードゲーム人口の区分B「評価の定まったものを決め打ちで買う人」がこれにあたり、区分C「評価がよくわかんなくてもとりあえず買う人」はその割に一定で増加しません。「評価の定まったもの」として、日本語版がどんどん発売されているのもこの傾向を後押しします。今や、日本語版だけでこの趣味は成り立つまでになっています。
6月のアンケートは、ゲームマーケットで注目しているものについてです。12日に浅草で開かれるゲームマーケットでは、同人サークルも輸入ショップもこぞって新アイテムを出展し、ゲームマーケット終了後も流通してボードゲームシーンが賑わいます。みなさんが注目しているのは、同人ゲーム、輸入ゲームのどちらでしょうか。それとも全国の愛好者との再会でしょうか。択一ではないと思いますが、一番近いと思うものをお答え下さい。