『カタンの開拓者たち』スタンダード版4/18発売
すでに昨年11月に同社から携帯キャリーケース版(2100円)が発売されているが、今度はドイツ語版と同じサイズで、これまで国内販売されていたアメリカ版(6000円)から価格が3分の2に下げられた。オリジナルサイズの日本語版としては2004年にカプコンとハナヤマが発売した『スタンダードカタン』以来7年ぶりとなる。
イラストのデザインは2010年のドイツ・オリジナル版に準拠。パッケージはバンダイの『チケットトゥライド』のように見開きにでき、店頭でゲームの内容を確認することができるようになっている。見開きの中の写真でゲームをしているのは、ゲームアイドルの杏野はるなさん。コマはドイツのオリジナル版と同じプラスチック駒が用いられ、カードは携帯キャリーケース版より厚くなる。ルールブックは初めての人でも分かりやすいように全面改訂された。
『カタンの開拓者たち』は1995年にドイツで発売され、世界中で1500万セットを販売したビッグタイトル。ダイスを振って資源を手に入れ、ほかの人と交換し道や街を建設して領地を広げる開拓ゲームで、運・戦略・交渉といったボードゲームの粋をトータルに楽しめることから人気を集めた。安価で安定供給されるようになることで、日本でも愛好者がさらに増えることが期待される。
・TGW:カタンの開拓者たち
カルカソンヌ日本選手権
メビウスゲームズはタイル配置ゲームの『カルカソンヌ』日本語版を販売しており、毎年売れ筋トップ5に入っている。2006年に始まったカルカソンヌ世界選手権を主催するヘルネ・ボードゲームセンターから要請があり、開催を決定した模様。
昨年の世界選手権は23カ国が参加し、アジアからは中国・台湾・シンガポールが参加している。2008年からドイツ代表のR.クエルフェルト氏が3年連続優勝という驚異的な成績を収めている中、日本人の挑戦が待たれる。
『ゲームリンク』4号の最新ゲーム事情でも紹介したが、世界選手権の大会ルールは次の通り。世界を目指すプレイヤーは、このルールで練習しておこう。
・1 対1 で予選6 ゲームを行う。対戦相手は最初がくじ引き、2 回目からは全体の1 位対2 位、3 位対4位…という組み合わせ。
・チェスクロックを使用し、1 ゲームの持ち時間は1人15 分。時間切れになったら負け。クロックのボタンは、スコアリングが終わってから押す。
・タイルから手を離したらもう変更できない。
・勝ち数の多い順に4 名が準決勝進出。勝ち数が同じ場合は、対戦相手の勝ち数の多いほう、それも同じなら勝利点の合計で決める。
・準決勝は1 位対4 位、2 位対3 位で戦い、それぞれの勝者同士で決勝を行う。
・タイル2 枚の都市は4 点。
日本選手権の大会会場や日程など、詳細は未定。
・Spielzentrum Herne:Carcassonne Meisterschaft