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オランダゲーム賞2010に『電力会社』

オランダゲーム賞審査委員会は、今年のオランダゲーム賞を発表した。8月に発表されていた8タイトルのノミネートリストから、743名の愛好者が投票したところ、34%の得票によって『電力会社』が選ばれた。
『電力会社』の新版はドイツ・アメリカで2004年に発売されたが、オランダ語版は2009年に発売されたため、新作扱いとなっている。
2位以下の順位は以下の通り。ドイツゲーム賞でも2位を獲得した『バスコ・ダ・ガマ』が次点、ドイツ年間ゲーム大賞の『ディクシット』とドイツゲーム賞1位の『フレスコ』は下位に沈んでいる。
【オランダゲーム賞2010】
1位:電力会社(Hoogspanning)
2位:バスコ・ダ・ガマ(Vasco da Gama)
3位:トバゴ(Tobago)
4位:スチーム(Stoom)
5位:ブラス(Brass)
6位:ロール・スルー・ジ・エイジズ(Roll through the Ages)
7位:ディクシット(Dixit)
8位:フレスコ(Fresco)
Nederlandse Spellenprijs:Hoogspanning wint de Nederlandse Spellenprijs 2010
アマゾン:電力会社 完全日本語版

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蔵王ゲーム合宿

山形県の蔵王ライザウッディロッジというところで毎年開かれている山形大学のゲームサークル「Neutral」OB会合宿に、ぽちょむきんすたーさんからお誘いいただいて参加。広い会場はボードゲームやRPGを遊ぶ人のほか、マンガを回し読みしている人やラジコンヘリで遊んでいる人など、自由な雰囲気である。2泊3日のうち一晩だけの参加だったが、数十年来の仲間のように打ち解けて遊ぶことができた。
遊んだゲームは次の通り。後日、詳細なレポートを掲載する予定。
レインボー(Rainbow)
ゲーム内容はこちら。カードをたくさん出し過ぎると、次のラウンドでほかの人を利することになるので、配分が悩ましい。6点のカードに目がくらんで判断を誤り最下位。
ザヴァンドールの鉱山(Die Minen von Zavandor)
ゲーム内容はこちら。初手でどのアイテムを取るかが勝敗を大きく分ける。序盤から鉄のトロッコにアクセスできたみほさんの1位。便利なカードのレベルアップが遅れて3位。
アイデンティク(Identik)
ゲーム内容はこちら。言ったの言わないの、書いてあるの書いてないので大笑い。すでに描いている間から盛り上がっていた。
シルクロード(Seidenstraße)
キャラバンを移動して商品を運び、宝石を集めるゲーム。進めたいキャラバン、進めたくないキャラバンの思惑が絡む。次に運ばれる商品が分かっているので、トレンドを先取りして商品を集めることも。宝石全色制覇を果たしたPsy+さんの勝利。
シンボルで言いましょう(Sag’s mit Symbolen)
絵のヒントから、答えを絞り込んでいくコミュニケーションゲーム。直球のヒントのつもりがかえって混乱させてしまったり、ちょっとひねくれたヒントがずばり読み切られてしまったり。考えれば考えるほど、どれにも当てはまりそうな気がしてくる。手堅く当てて1位。
けもぱに(Kamomimi Panic)
少人数で遊べるようにアレンジした人狼系ゲーム。1人勝ちできる密告者の存在、ヒットポイントが2あること、多彩な公開キャラクターの特殊能力、殺すのではなく盗むという設定、GMなしでできるクレバーな進行、萌えキャラのアニメーションなど、特筆すべき点がたくさんある。特にキャラクターの特殊能力によって会話が弾み、想像以上に盛り上がって3ゲーム遊んだ。
ラングフィンガー(Langfinger)
ごく短時間で楽しめるワーカープレイスメントゲーム。道具を集め、お宝を盗み、換金する。必要な道具やお宝がカードによって異なり、先に選ばないと何もできない恐れがある。積極的に換金して逃げ切りを狙ったが、一か八かの盗みに失敗して、その間に貯めこんだカードをどんどん換金したPsy+さんに抜かれてしまった。