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ニュルンベルク’12新作情報:シュミットシュピーレ

シュミットシュピーレからは、オリジナル日本産のゲームがリメイク発売されます。
グリモリア(Grimoria)
木皿儀隼一作、2〜5人用、12歳以上、30分。
2010年にワンドローから発売された日本のゲームのドイツ語版。魔導書にしおりを挟んで呪文を選択します。数字の低い魔法を選んだ人から行動できますが、魔法がバッティングすると無効になってしまいます。ラウンドが進むにつれて使える魔法がより多く、強力になっていきますが、強い魔法ほどバッティングしやすくもなります。オリジナルとは異なり、規定ラウンドが終わった後で勝利点を競います。→TGWレビュー『グリモワール』
グリモリア
ステップ・バイ・ステップステップ・バイ・ステップ(Step by Step)
B.ラッハ&U.ラップ作、2〜5人用、8歳以上、30分。
イージープレイシリーズに、『なんてったってホノルル』の作者が登場です。挑戦する列を選び、2〜6個のサイコロを振ります。そして、その合計より上か下かを宣言して、一部を振り直します。成功すればコマを進め、さらに挑戦できます。失敗すればコマは進められません。3マス以上進むと上の段に移動でき、最初に全部の列で上の段に進んだ人の勝ちです。
リグレット・サッカーリグレット・サッカー(Ligretto Fußball)
M.フェルトケッター作、2〜6人用、8歳以上、30分。
スピーディーなカードゲームとヨーロッパで人気のスポーツが結びつきました。全員同時プレイでデッキからカードを出してフィールドを進み、ゴールでは指示された絵柄のカードを探して素早く出します。最初に達成できた人がゴールドカードをもらいます。間違えるとオウンゴールとなり、ほかの人がゴールドカードを受け取ります。最初に5点を上げた人が勝ちです。

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ドイツゲーム市場、昨年の売上9%減

ドイツのボードゲームメーカー主要19社で構成されるボードゲーム専門委員会(Fachgruppe Spiel)は、ニュルンベルク国際玩具見本市の前に、昨年のドイツゲーム市場情勢を報告した。その結果、昨年の売上不振が際立っている。
報告によると昨年のボードゲームメーカーの売上は総額3億1000万ユーロ(310億円)、一昨年の4億3000万ユーロから28%も下がった。ボードゲームに限っても、9%減になったという。
売上が不振だった理由として、専門委員会は春、秋、冬と気候が温暖だったため、室内の娯楽が不人気だったことを挙げ、一昨年と比べて昨年がよすぎたため、今年は元に戻ったと見ている。一方、レゴ社が昨年秋に行ったアンケートでは、回答した家族の74%が、週に1時間以上ボードゲームを遊んでいると答えており、ボードゲーム自体が衰退したわけではないという。
buchreport:Bei Wärme wird wenig gewürfelt
Fachgruppe Spiel