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『ミステリマガジン』に人狼

月刊ミステリー小説誌の『ミステリマガジン』(早川書房)2012年8月号のゲームレビューコーナーに『人狼』が紹介された。
レビュアーは米光一成氏。1ページだけではあるが、ゲームの内容から醍醐味まで楽しくまとめられている。推理作家の道尾秀介氏や、書評家の豊崎由美氏も大好きという情報も。「さまざまなドラマが生まれ、その中で猛烈にお互いが推理合戦を繰り広げる」と、『ミステリマガジン』読者に訴えるレビューだ。
挿入写真は『ミラーズホロウの人狼』(フランス・アスモデ社)。購入情報については「ゲームのためのカードは世界各社より、多数発売されています」とあり、個別タイトルは記載されていない。国内では日本語版が発売されている『究極の人狼(アークライト社、3150円)』の入手が容易だ。
各地で人狼イベントが開催されたり、ゲームブック『人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される』が発売されたりと、今年になって大いに盛り上がっている『人狼』。関連ジャンルにも広がってさらに愛好者が増えそうだ。

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アンケート:ドイツ年間ゲーム大賞2012予想

Q.61:ドイツ年間ゲーム大賞2012はどれに選ばれる?(2012年6月)

A.ロバの橋 39票(20%)
B.ベガス 98票(51%)
C.キングダムビルダー 57票(29%)

ボードゲーム賞の最高峰であるドイツ年間ゲーム大賞が、今月9日にベルリンで発表されます。過去3年は『ドミニオン』『ディクシット』『クワークル』と海外オリジナルの作品が受賞してきましたが、今年はドイツ産の作品が並びました(『キングダムビルダー』はデザイナーがアメリカ人ですが、初版のメーカーはドイツ)。全く読めない中でどれが選ばれるか、読者の皆さんの予想を伺いました。
結果、半数の方が『ベガス』と予想。3タイトル中もっとも手軽で、プレイ時間も短いゲームが、近年の受賞傾向に合致しています。小箱で安価という点がどのように評価されるか注目されます。2番目に多かったのが『キングダムビルダー』で約3割、『ロバの橋』は2割にとどまりました。
ドイツ年間ゲーム大賞は、11名の選考委員によって決められるもので、愛好者一般の人気をそのまま反映するわけではありません。2002年、大人気だった『プエルトリコ』を抑えて『ヴィラ・パレッティ』が選ばれたように、選考委員ひとりひとりの心中を推察するのは難しいものです。それゆえ、9日の発表が楽しみですね。
今月のアンケートは、日本語版の購入先です。次々と発表になる日本語版は、販路がボードゲーム専門店だけでなく、アマゾンやホビーショップ(といず広場・あみあみ)などに広がっています。後二者では大幅な値引きが行われるため、専門店で扱うメリットが少ないという声も聞かれます。一長一短あると思いますが、読者の皆さんはどちらで購入することが多いか、3択でお答え下さい。