シュピール’12新作情報:アドルングシュピーレ
小箱のカードゲームで斬新な作品を発表し続けているドイツの出版社です。短時間ゲームを多く揃えてます。
★2つから1つを作れ(Aus 2 mach 1)
D.ネーゲレ作、2〜6人用、10歳以上、10〜15分。
ボールとペンからボールペンなど、2つのイラストカードを組み合わせて単語を作ります。テーブルに並んだカードから、ひらめきでどんどんカードを取りましょう。複合語の組立てがドイツ語と日本語で異なりますが、カードは言語依存がありませんので、日本人でも遊べそうです。
★闇の予言(Die dunkle Prophezeiung)
M.パーム、L.ツァッハ作、3〜10人用、12歳以上、30〜60分。
2つの組織のうちどちらかに所属しているプレイヤーが、悪魔城に向かう馬車の中で仲間を見つけ、必要なアイテムを揃える『悪魔城への馬車(Die Kutschfahrt zur Teufelsburg)』の拡張セット。想像を超えるイベントの数々や、重要な役割を果たす御者、1人だけで自分の目的を果たそうとする裏切り者が登場します。
★ドラゴンの影(Drachenschatten)
J.シュヴィングハンマー作、2〜4人用、8歳以上、15〜20分。
魔法の山である晩、ドラゴンの影が現れました。そこで山の地下牢で宝物の探索が始まります。地下牢にうごめくクリーチャーを倒すには、村で武器やアイテムを入手していかなければなりません。しかし入手に時間がかかると、ほかのプレイヤーに先を越されてしまいます。アイテムの効果を上手に使って、宝をいち早く集めましょう。
★一番高い鉄道(Höchste Eisenbahn)
K.アドルング作、2〜6人用、5(3)歳以上、5〜10分。
色、かたち、番号が合うようにカードを取って鉄道をつないでいきます。トランプのスピードのように同時プレイで手札をなくした人が勝ちです。年齢に応じて難易度を変えることもできます。
★ライクダイス(Like Dice)
J.ドームベルガー作、2〜6人用、8歳以上、10〜15分。
ダイスを使わないダイスゲームです。カードにはいろいろな色と数字のダイスが2つずつ描かれており、テーブルに何枚か並んでいます。課題カードをめくり、「青いダイスはいくつ?」「赤いダイスのうち一番大きい目はどれで、緑のダイスのうち一番小さい目はどれ?」などの質問にいち早く答えます。
シュピール’12新作情報:2Fシュピーレ
『ファウナ』の日本語版が発売されるなど、デザイナーとして国内で認知されつつあるF.フリーゼの個人出版社です。
★ラクラク大統領になる方法(Fremde Federn)
F.フリーゼ作、2〜4人用、12歳以上、95分。アークライトゲームズから日本語版が12月に発売予定されています。
『暗黒の金曜日』『フライデー&ロビンソン』に続く金曜日プロジェクトの第3弾。「借り物の羽」という原題が示す通り、デッキ構築、ワーカープレイスメント、ドラフトという近年流行のシステムを全部取り入れました。
1金になる父親の友人カード7枚と、勝利点になる影響力カード3枚からはじめ、毎ラウンド4枚ずつ引いてカードを出し、選挙員コマをアクションスペースに配置します。これによってカード購入資金を増やしたり、勝利点を得たりします。最後に影響力(勝利点)の最も大きいプレイヤーが大統領に選ばれます。
★ガラクタあつめ(Fundstücke)
F.フリーゼ作、3〜6人用、10歳以上、30分。
2002年に130部限定で製作された同タイトルが10年ぶりにリメイクされました。自転車からトラックまで乗り物カードから1枚を選び、一斉に公開して、積載量の小さい乗り物からガラクタを積み込みます。注文されたガラクタをいちはやく集めると得点になります。せっかく集めたガラクタを、泥棒に盗まれることもあるので注意しなければなりません。
★電力会社拡張:北欧&イギリス・アイルランド(Funkenschlag: Erweiterung Nordeuropa/United Kingdom & Irland)
F.フリーゼ作、2〜6人用、12歳以上。
今年5月に発売されたケベック&バーデン・ヴュルテンブルク州マップに続く、両面刷りの電力会社の新しいマップです。北欧マップ専用の発電所12枚が付いています。