国際ゲーマーズ賞2023ノミネート発表
国際ゲーマーズ賞(International Gamers Awards)選考委員会は本日、今年のノミネート作品を発表した。昨年の夏から1年間に国際ボードゲーム市場で発売された新作の中から、世界各国23名の審査員が選んだ作品は次の通り。
今年で23年目となるこの賞。イギリス、オランダ、フランス、ドイツ、イタリア、アメリカ、オーストラリア、南アフリカ、日本の9カ国から22名の審査員がボードゲーム愛好者の目で投票し、集計して発表している。
選考方法は、審査員がマルチプレイヤー部門で10タイトルまで、2人プレイヤー部門とソロ部門で各5タイトルまでを挙げ、そのうちマルチプレイヤー部門で5タイトル、2人プレイヤー部門とソロ部門で3タイトルまで星印をつける。そして星印のあるタイトルを2ポイント、無印を1ポイントとして集計し、5位(タイも含む)までをノミネートとする仕組みとなっている。
昨年はマルチプレイヤー部門に『カーネギー』、2人プレイヤー部門に『アーク・ノヴァ』、ソロ部門に『カスカディア』が大賞に選ばれた。大賞の発表は9月下旬に行われる予定。
【国際ゲーマーズ賞2023ノミネート】(★印は日本語版(予定)あり)
マルチプレイヤー部門
チャレンジャーズ!(Challengers!)★
ダーウィンズ・ジャーニー(Darwin’s Journey)★
アース(Earth)★
ヒート(Heat: Pedal to the Metal)★
ラクリモーサ(Lacrimosa)★
マラケシュ(Marrakesh)
プラネット・アンノウン(Planet Unknown)★
リバイブ(Revive)★
ティルトゥム(Tiletum)★
2人プレイヤー部門
ラクーナ(Lacuna)
オラニエンブルガー運河(Oranienburger Kanal)★
宝石の煌きデュエル(Splendor Duel)★
アンドーテッド:バトル・オブ・ブリテン(Undaunted: Battle of Britain)
ウイングスパン:東洋の翼(Wingspan Asia)★
ソロ部門
アース(Earth)★
イレブン(Eleven)
レガシー・オブ・ユー(Legacy of Yu)
レジスト!(Resist!)
The Opinionated Gamers:International Gamers Awards Announces 2023 Nominees
ドイツのボードゲーム出版社がガーナで植林プロジェクト
ドイツのボードゲーム出版社が、アフリカ・ガーナのサバンナ地帯に植林プロジェクト「ボードゲーム街道」を始めた。ボードゲームデザイナー、U.ローゼンベルク氏が発起人となり、1社あたり2000本、今後10年間で20社4万本の植樹を行う。
気候保護と環境意識の醸成に取り組む企業「クリック・ア・ツリー」と協力して20ヘクタールの土地に「ボードゲーム街道」という道路を作って植林を進める。植林だけではなく、果実の収穫や、樹木の世話による雇用、起業家教育も行う包括的な支援も行う。
これまでアミーゴ、ハンス・イム・グリュック、ルックアウトシュピーレ、スケリッヒゲームズ、フォイヤーラントシュピーレ、シュピールヴィーゼ出版など9社が参加し、さらなる参加企業を募っている。現地にはこれら参加企業の看板も掲示されている(写真)。
豆を育てる『ボーナンザ』で知られ、ガーナを舞台にした自然保護ゲーム『アティワ』もデザインしたローゼンベルク氏は、このプロジェクトについて「ボードゲーム出版社は、未来の世代に対する責任も負っています。次の世代もボードゲームを楽しむことができるよう、環境破壊されていない地球が必要なのです」と述べている。