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ネコぎゅうぎゅうの陣取り『ネゴ』8月8日発売

アッシュコンセプトは8月8日、『ネゴ』を発売する。ゲームデザイン&コマ造形:森井ユカ、2人用、25分、8800円(税込)。

石膏素材のかわいいネコで遊ぶ陣取り。ボスネコ(4マス)からマメネコ(1マス)まで白黒12匹ずつのネココマを交互にボードに置いていき、より多くのマスを取ることを目指す。

ネコには視線があり、すべてのネコは直線上で目が合わないように、しかし枠に外向きで顔をつけないように、さらに視線の先にボスネコがいないように置かなければならない。また囲碁の要素もあり、ボードの端と同じ色のネコで囲んだエリア内にいるネコは(ボスネコ以外)除去される。しかしボードの反対側まで横断してはならず、4マスのボスネコは中心に置けない(下写真は違反)、ノビネコと隣接できない。

両者ともネコが置けなくなったらゲーム終了で、ネコが置かれたマス数で勝負する。負けた方は、手元に残ったネコの数だけ「ニャー」というルール。ゲーム終盤はお互いのネコが猫団子のようにぎゅうぎゅうに集まる姿を見て癒される。ゲームボードはすりガラス調のアクリル製で、ボードの下に敷いた素材の色や柄が映りこみ、さまざまな場所で遊んで写真に収めたくなるだろう。

発売を報じたツイートがバズっており、ボードゲーム愛好者だけでなくネコ好きからも大いに注目されているようだ。

+d|ネゴ

nego

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レディ・セット・ベット(Ready Set Bet)

リアルタイムベット

readysetbet

ダイスで進む馬を見ながら勝ちそうな馬に賭けるリアルタイム競馬ゲーム。今年のゴールデンギーク賞とダイスタワー賞でパーティーゲーム部門に選ばれた多人数ゲームである。

1人のプレイヤー(専用アプリで代行可)が「ハウス」役となり、2個のダイスをひたすら振って馬をどんどん進める。期待値では「7」の馬が最も進みやすいが、『カタン』で経験する通り確率通りになるわけではない。しかも「同じ数字が2回続けて出たら+補正」があり、「6」と「8」の馬は+1、「5」と「9」は+2、その他は+3進む。この仕組みが、穴馬狙いをアリにさせる。

他のプレイヤーは、レースが始まったらいつでも好きなマスに自分のチップを置いてよい。馬ごとに「1位」「2位以内」「3位以内」と、「赤(6か8)の馬が1位」「黄色の馬(5か9)が1位」「青の馬が1位」「黒(7)の馬が4位以下」、さらに馬の相対順位や、特定の条件で勝つマスがあり、マスごとに勝った場合の倍率と、外れた場合の支払いが異なる。1マスにつき1枚しか置くことができないので、賭けられるマス馬の進み方を注意深く見ながら、ここぞというところで他のプレイヤーよりも先にいいところに賭けたい。

赤い線を3頭の馬が越えたらもう賭けることができない(1~2頭だけ独走して終わる場合は最後まで賭けられる)。そこからは自分が賭けた馬をわいわい応援。応援したからといって勝つわけではないが、競馬場のような雰囲気がある。どれかがゴールした時点で終了となり、順位に従って配当や支払い。配当は置いたチップの数字×倍率で、支払いはマスに書いてあるマイナスの数。

これを4レース行うわけだが、2~4レース目はVIPカードが配られ、追加チップを獲得したり、ゾロ目で収入が入ったりする。追加チップには数字は大きいけれども外れたときの支払いも大きいハイリスクハイリターンなものもある。

ダイスの出方は完全にランダムなはずだが、そのレースそのレースで流れがあるように思えてくる。一気に走るとこぞって賭けにいくものの、そこでピタリと止まってしまい、他の馬にまくられることもしばしば。そんな運の要素がもたらすドラマは、競馬の楽しさを再現していると思う。

Ready Set Bet
ゲームデザイン:J.クレア/イラスト:K.W.バッケンドーフ&A.ケーグル
AEG(2022年)
2~9人用/14歳以上/45分