メビウスゲームズでクニツィアフェア、サイン会も
水道橋のボードゲーム専門店メビウスゲームズが、オープン20周年を記念して招聘した世界的ボードゲームデザイナー、R.クニツィア博士の初来日が明後日となった。講演会は23日の土曜日で、会場都合により参加は抽選。しかし抽選に漏れた方も、当日メビウスゲームズに行けばクニツィア博士に会うことができる。
ドイツ出身のR.クニツィア博士は大学で数学を専攻し、アメリカの大学の修士課程を経て再びドイツで数学の博士号を取得した。ソフトウェア会社、銀行で働いた後、1997年からゲームデザイナーを本業として現在に至っている。
「2時間限りのクニツィアフェアー」と題して行われるのは、23日土曜日の11~13時。クニツィア博士の作品21タイトル(普段はメビウスゲームズで扱っていないものも含む)が特別に用意され、購入者はクニツィア博士のサインをその場でしてもらえる。昨日紹介した『エルファーラウス・ボードゲーム』は国内初売り。
販売される21タイトルのリストはリンクを参照のこと。土曜日はメビウスゲームズへ!
・メビウスおやじ:2時間限りのクニツィアフェアー2
・メビウスおやじ:2時間限りのクニツィアフェアー
エルファーラウス・ボードゲーム(Elfer raus! – Das Brettspiel)
止めといてプレゼント
世界的ボードゲームデザイナー、R.クニツィア博士の初来日が3日後に迫っている。水道橋のボードゲーム専門店メビウスゲームズが、オープン20周年を記念して招聘を実現したものである。23日の講演会で通訳を務めるけがわ氏は、ポッドキャスト「ボードゲーム大学」で氏の作品を熱く語っている。いやが上にも盛り上がってきた。
博士の来日に合わせて、メビウスゲームズが輸入販売するゲームがこの作品。七並べのようなカードゲームに、ちょっとした味付けをして変化に富んだゲームに仕上げている。
ボードには4色で各20番までのタイル置き場がある。手番には、手持ちのタイルから3枚まで、ボードに置き、袋から補充する。
ボードにおけるのは基本的に11(タイトルは「11番から」という意味)と、そこからつながっているタイルのみ。1枚も出せなかった場合でも袋から補充する。小さい数字、大きい数字は序盤に置くことができないから苦しい。
4つの列は途中でリンクしており、どこかが止められてもほかのルートからつなげて出すことができる。だんだん楽になってくるけれども、伸びない方面をどうするかが問題だ。
2枚連続でタイルを置けると、1枚を左どなりの人にプレゼントできる。これが伸びていない方面のタイルを処理する手っ取り早い方法だ。「いらないっすよ!」 でもその人もまたプレゼントしているうちに、自分のところに返ってくるかもしれない。
誰かが手持ちのタイルを置ききったら勝ち。置けなかったタイルは、数字の数だけ失点になる。だから数字の大きい方を優先的に出しておきたい。
能勢さん、けがわさんと3人でプレイ。緑の大きい数字が伸びず、20番や18番がプレゼントで回る展開。そのうちほかの色の20番が置かれたので一気に開通したので、どんどん置けるなと思っていたらもう能勢さんの手札がなくなっていた。
置けるけれども戦略的に置かないという7並べの基本に、2枚置きボーナス狙いが加わり、早く置いたほうがよいのか、もう少し我慢したらよいのか、一層悩ましくなった。
Elfer raus! – Das Brettspiel
R.クニツィア/ラベンスバーガー(2012年)
2~4人用/8歳以上/30分