秘密の毒ヘビ(Daumen drauf)
可愛いヘビにはキバがある
相手をうまくだまして毒ヘビを取らせるカードゲーム。赤いキバがあるのが毒ヘビ、ないのが普通のヘビ。キバのところを、親指で隠して出す。どっちだ?
今年の干支にちなんでふうかさんが入手したゲーム。97年のアラカルト・カードゲーム賞で10位となっている。手番には、手札から1枚を、ヘビのキバのところを親指で隠して出す。次の人は、同じ色なら数字のより大きいカードを、違う色なら何でも好きなカードを出す。3色目からは色のしばりが出て、それ以外の色は出せなくなる。変形のトリックテイキングである。
ただし1周で終わるとは限らない。カードが出続ける限り何周でもする。そして1人以外パスしたときに、最後に出した人がカードを全部取る。毒ヘビは1枚-1点、普通のヘビは1枚+1点。やけに強いカードを出してくるから、普通のヘビを取りに来ているのかと思いきや、実は毒ヘビだったなんていうブラフがきく。
同色で同じ数字のペアは切り札。これを出すとそれまでに出たカードが全部もらえる。皆が取りに来たところを見計らって落としたい。
軽く1ゲーム。取りに来ているのかと思って全力で対抗したら毒ヘビがたくさん入っているという展開が多くて点数が伸びない。結局karokuさんと私が-2点。ふうかさんはペアの切り札で得点できて+4点で勝利。「緑の3の毒ヘビはまだ出ていない!」などというようなカウンティングもできないことはないが覚えきれない。みんなの出したカードをもとに、得点を取りに来るラウンドか、毒ヘビを押し付けあうラウンドかを見極められるかがカギのようだ。
Daumen drauf
J.リュッティンガー/ドライマギア(1996年)
2~7人用/12歳以上/10~20分
絶版
『ピックス』日本語版、4月中旬発売→7月上旬
ホビージャパンは4月中旬、ドット絵でお題を表現するスイスのパーティーゲーム『ピックス(Pix)』の日本語版を発売する。4~9人用、8歳以上、40分、4,725円。
オリジナルは昨年、ゲームワークス社(スイス)からフランス語で発売された作品。プレイヤーは、22個のドットを、9×9=81マスのキャンバスに貼り付けて、制限時間内に出題されたお題を表現し、ほかのプレイヤーに当ててもらう。当たった場合、描いた人と当てた人の両方が得点を獲得。使用するドット数少ないほど高得点獲得のチャンスになるが、当ててもらえなければ得点をもらえない。絵を描くのが得意でも不得意でも、センスと工夫で楽しめる。
当初は立方体のボックスで発売されたが、今回発売される日本語版・英語版・ドイツ語版はいずれも平らな箱に入っている。
この作品の答えは続きにて。
4月14日追記:ホビージャパンによると、製造過程で問題が発生したため発売が7月上旬に変更された。