『ドミニオン:ギルド』日本語版、8月下旬発売
ホビージャパンは8月下旬、デッキ構築カードゲームの人気シリーズ『ドミニオン』の拡張セット第8弾『ドミニオン:ギルド(Dominion: Guilds)』を発売する。2~4人用、8歳以上、30分、3150円。王国カードは13種類で、箱のサイズは『錬金術』『収穫祭』と同じ中サイズ。
このセットでは、領主たちがさまざまな技を学んでギルド(同業者組合)に加わり、商売に励んでいくことがテーマになっている。付属するコイントークンは『海辺』と『繁栄』の金貨トークンを発展させたもので、後の手番に持ち越して好きなときに支払うことができる。また、購入コストより多く払うとその分だけ山札を見たり、カードを安く買えたりする効果がある王国カードが特色で、コイントークンと組み合わせればより多く支払って効果を強められるようになっている。
オリジナルの発売元であるリオグランデ社(アメリカ)は、この作品を最後の拡張セットと位置づけているが、デザイナーのヴァッカリーノ氏によれば、将来的に出版社の要望によって制作することもあるとしている。しかし今後は少なくとも、これまでのような定期的な発売は行われない。
『パンデミック:新たなる試練』7月下旬発売
ホビージャパンは7月下旬、人気ウィルス撲滅ボードゲームの新版『パンデミック:新たなる試練(Pademic)』日本語版を発売する。2~4人用、13歳以上、45分、4200円。
医者や科学者となり、世界各都市で研究所を建設し、人類の生命にかかわる4種類の病原菌による感染症の治療を行い、拡大を防ぐ。しかしちょっと手を抜くとたちまち病原菌は広がり、ゲームオーバーとなってしまう。みんなで協力して、4種の病原菌に対応するワクチンすべてを発見できれば全員の勝利だ。
2008年にズィーマンゲームズ(アメリカ)から発売され、ドイツ、フランス、チェコ、ポーランド、中国、日本、北欧、オランダ、スペイン、イタリアで各国語版が発売された。ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞3位、日本ボードゲーム大賞2位などを受賞。プレイヤー間で勝敗を競うのではなく、プレイヤー全員対ゲームシステムという「協力ゲーム」のジャンルを有名にした。旧版の日本語版はホビージャパンから発売されていたが絶版になっている。
リニューアルした新版もオリジナルはズィーマンゲームズによるもので、ルールはそのままでアートワークを一新、マーカー類が木製のものに仕様変更され、さらに「危機管理官」と「検疫官」という2種類の役割が追加になった。