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『トラップオセロ』『みんなでオセロ』同時発売

メガハウスは本日、裏返すとイベントが起こるカードゲーム『ワナをしかけろ!!トラップオセロ』(2人用、6歳以上、998円)と、4人まで遊べイベントカードも入った『みんなでオセロ』(3~4人用、3675円)を発売した。
『ワナをしかけろ!!トラップオセロ』はボードがなく、6×6枚まで広がるようにカードを並べて対戦する。自分の番には3枚の手札から1枚を選び、自分の色を上にして置く。通常カード12枚のほかに、6枚のトラップカードが入っており、これを相手が裏返すとトラップが発動する。
トラップは周囲を8マスを自分の色にする「ボム」、縦横一列を全て自分の色にする「クロスボム」、トラップカードが仕掛けられていそうなところを通常カードに替える「チェンジ」、相手を含め好きなカードをずらせる「スライド」の4種類(チェンジとスライドが2枚ずつ)。トラップカードが出現したら、その効果が発動した後で手番終了になるため、めくる順序も重要になる。通常のオセロとは異なる戦略と心理戦が楽しめるだろう。
メガハウス:ワナをしかけろ!!トラップオセロ
『みんなでオセロ』は、四面体のコマを使って4人まで遊べるようにした作品。通常のオセロのルールで遊ぶことができるほか、周囲を自分の色にできる「ボム」、縦横一列を全て自分の色にする「クロスボム」、コマの位置を交換する「チェンジ」というイベントカードを加えて遊ぶこともできる。
盤面は四面体のコマが置きやすく、ひっくり返しやすいように、星形のくぼみになっているのも特徴だ。
メガハウス:みんなでオセロ
『オセロ』は1973年に日本で発売され、今年で40周年を迎える。これを記念して今年3月、タレントの中川翔子氏が「オセロ大使」に任命され、PRを行なった。本日発売された2タイトルも、40周年記念作品に位置づけられている。

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ボードゲームで社員研修プログラム、東京


人材育成・社員研修のコンサルティング会社ヒップスターゲートは今月から、ドイツのボードゲーム『フレスコ』を使った社員研修プログラムを始めた。民間企業の若手社員を対象に講師を派遣し、1日プログラムでPDCAと呼ばれる仕事の段取りを研修する。

PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)の頭文字を取った経営用語。仕事の全体像が見えず、想定外の事態に対応できない傾向がある若手社員が成果をあげられるように、リスク回避や仕事の段取りを考える意識を育てるのが狙い。

ドイツゲーム賞を受賞し、日本語版も発売されている『フレスコ』は、画家となって大聖堂の天井を飾るフレスコ画を修復するボードゲーム。工房の職人たちは、早起きをさせればよい絵の具が手に入り、副業をさせれば収入が増えるが、厳しい労働をさせると、職人はやる気をなくして生産性が下がってしまう。充分な睡眠をとらせて、劇場へ気晴らしに連れて行くなど、職人の待遇にも気を付けなければならない。ゲーム全体を俯瞰で見る目と、適切に計画を立て直す判断力が求められる。

8時間のプログラムではルール説明の後1ゲーム行い、結果を分析。PDCAについて講義を受けた後、2ゲーム目に取り組む。最後に自分の仕事の段取りをチェックし、改善点を話し合うという流れ。ボードゲームを実際に遊ぶことにより、自分の仕事を複眼的に捉える意識と、目的達成に向けた効率的な仕事の段取りを向上させることを目指す。

同社では漫画『ブラックジャックによろしく』をモチーフにした組織コミュニケーションを学ぶゲームを自社開発し、4月からレンタルと販売を行なっているが、既存のボードゲームを教材にしたプログラムは今回が初。新しい試みとして注目される。

プレスリリースでは『フレスコ』が既存のボードゲームであることを明記していなかったが、多数のボードゲーム愛好者からの指摘により修正されるに至った。デザイナーの中村誠氏はこれを受けて、ボードゲームによる研修をプレゼンするカードゲームを発表した。

株式会社ヒップスターゲート:ボードゲームプログラム