人狼ミステリー小説発売、映画化も
今人気のコミュニケーションゲーム『人狼』をテーマにしたミステリー小説『人狼ゲーム』が本日、竹書房から発売された。定価680円。著者は川上亮氏。小説の執筆だけでなく、『キャット&チョコレート』などカードゲームのデザインも行なっている。
高校二年生の愛梨は、バイトの帰りに何者かに拉致される。目覚めると、周囲には円を描くように同じ高校の制服を着た男女が座っていた。そして、首には何の目的か分からない首輪がはめられていた。不可解な状況に戸惑う愛梨たち。すると壁に掛けられたモニターが光り、「人狼ゲーム」と表示され、『皆さんにはこれから人狼ゲームをプレイしていただきます。拒否権はありません。これは、特別な方々を楽しませるためのショーです。この場で起きるすべての出来事は撮影され、中継されています』と告げられる。
「人狼ゲーム」とは、プレイヤーが村人と狼に分かれ、それぞれがある種の条件の下にお互いを当てるというもの。しかし、このゲームでの”負け”は”死”を意味していた……。何故、彼ら彼女らはここに集められたのか? そして、生き残るのは誰か……生死を賭けたゲームが、いま始まる――。
この小説は、今秋に映画化されることが発売前から決定している。人狼イベント、人狼シアター、フジテレビ、日本テレビに寄る地上波放送、幻冬舎エデュケーションによる製品版の発売。夏のコミックマーケットではプレイ中に流すBGM集が頒布される。多方面に展開している人狼の動きは、昼も夜も目が離せない。
・竹書房:人狼ゲーム
ドイツゲーム賞投票、〆切まで1週間
ボードゲーム愛好者の投票で今年の一番人気を決めるドイツゲーム賞(Deutscher Spiele Preis)の投票が、あと1週間で〆切となる。日本人からもインターネット投票できるので、投票してみてはいかが。
投票の仕方は「ドイツゲーム賞2013、投票始まる」の記事を参照のこと。過去2年は、年間エキスパートゲーム大賞の受賞作(『世界の七不思議』『村の人生』)が1位に輝いており、今年も、大賞を受賞した『アンドールの伝説』、ノミネートの『カッラーラ』と『ブルッヘ』、推薦リストの『テラミスティカ』と『ツォルキン:マヤ神聖暦』あたりに人気が集まるとみられる。
発表は9月中旬の予定で、授賞式は10月のエッセン・シュピールにて行われる。
・Deutscher Spiele Preis:Abstimmung