シュピール’13新作情報:クワインドゲームズ
ゲーマーズゲームを美しいコンポーネントで制作しているオランダの出版社です。
★アメリカン・レイルズ(American Rails)
T.ハリソン作、3~5人用、14歳以上、90分、5890円(ホビージャパン)、11月下旬発売予定。
運の要素はなく、交渉と競りで進めるヘックスマップの鉄道ゲーム。2009年にゲームズ・オン・ザ・ブレイン社から発売された作品のリメイクで、クワインドゲームズ社の「マスタープリントシリーズ」の10タイトル目となる作品です。
プレイヤーは投資家となり、6社ある鉄道会社の有価証券を取引し、厳格な交渉と綿密な計画の末に、保有資産を増やし、収益を上げることを目指します。7ラウンドにわたってアクションを使って都市を発展させ、鉄道会社に出資し、路線を拡充させ、株券を入手していくことで、配当を受け取り、資産を増やしていきます。ゲーム終了時に最も資産を増やしたプレイヤーこそ、鉄道王として讃えられるのです。
・今日もプレイミス:アメリカン・レイルズ
★ウォーロック(Warlock)
F.ヴァンデンボーゲルデ作、3~5人用、12歳以上、60分、5250円(ホビージャパン)、11月下旬発売予定。
恐るべき災厄が襲い、今あなたは魔法の地「ノルコビア」に漂泊する身となりました。地上への帰還を望みましたが、ノルコビアの支配者である大魔導士マルドルフは、帝国を建設するまで帰還を許すことはありません。巨人や魔法使いやノームなど魔法の存在の能力をうまく利用し、ほかのプレイヤーを妨害しつつ、自分の帝国を建設することを目指します。
魔法の種族のカードは鉱山、ダンジョン、酒場などに置くことができ、その能力をうまく使うことで、4×4枚のカードで最も巨大な帝国を築いたプレイヤーは元の世界への帰還を果たし、勝者となることができます。
こちらは完全オリジナルで、クワインドゲームズ社の「マスタープリントシリーズ」の11タイトル目となる作品です。
・作者のホームページ
『ドミニオン』ドイツ語版、ハンス社からASS社へ
ドイツでは10月1日から、『ドミニオン』ドイツ語版の販売元が、ハンス・イム・グリュック社からASS社に変更となった。ドイツでは未発売だった最新の拡張『ドミニオン:ギルド』と、基本カードセットのイラストに「闇市場」を加えた特別版が発売される。
『ドミニオン』オリジナル版の発売元であるリオグランデ社(アメリカ)は昨年6月、自社製品の販売に集中するため、他社との提携作品を絞り込むことを発表。これに伴い、ハンス社は『カルカソンヌ』の英語版ライセンスをリオグランデ社からズィーマンゲームズ社(カナダ)に切り替えた。
ハンス社とリオグランデ社はその後も販売提携について協議を行ったが「埋めがたい見解の相違」(ハンス社)があり、今年9月いっぱいで『ドミニオン』ドイツ語版ライセンスが打ち切られることになった。ハンス社が取り扱っていた分は在庫一掃セールが行われた。
ハンス社に代わって『ドミニオン』ドイツ語版を扱うことになったASS社は、『ドミニオン』を印刷しているカルタムンディ社(ベルギー)の傘下にあり、リオグランデ社の管理しやすさで選ばれたと見られる。新版のパッケージや、新たに立ち上げられたホームページにはリオグランデ社のロゴが入っており、ASS社のロゴはない。
新たに発売される特別版は、パッケージイラストをM.メンツェルのものからオリジナルに戻した。今後は、ハンス社から発売されていた製品の再版を進めるが、カードのデザインを変えないでハンス社のドイツ語版とコンパチブルにするという。
なお、日本国内ではホビージャパンが一貫して取り扱っており、今回の切り替えの直接的な影響はない。
・Dominion-Welt(新たに立ち上げられたドミニオンのドイツ語公式サイト)
・Spielbox-online:Die Zukunft von Dominion jetzt bei ASS Altenburger