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創作ゲーム100選、1位は『ラブレター』

同人ゲームサークルのHOY GAMESはブログにて今月、「創作ゲーム100選」投票を実施した。これまでゲームマーケットで販売されたことのある国産ゲームというくくりで、面白かったと思うものを10個ずつ挙げてもらい、票数の多い順に100位まで集計した結果、『ラブレター』が1位となった。
『ラブレター』はゲームマーケット2012春に、カナイ製作所から発表された。500円で、カード16枚しか使わないというミニマルな作りが評価され、当サイトの新作アンケートで1位。その後ヤポンブランドを通して海外に紹介され、ドイツ年間ゲーム大賞推薦、ドイツゲーム賞4位、アラカルトカードゲーム賞3位をはじめ、数多く授賞されている。国内でもアークライト社が豪華版を発売し、同社の昨年の販売数ランキングで1位を記録している。
上位10位内に入ったのは、ほかに『ヴォーパルス』(I was game)、『ダンジョンオブマンダム』(I was game / オインクゲームズ)、『犯人は踊る』(鍋野企画)、『ワンナイト人狼』(ワンナイト人狼)、『枯山水』(New Games Order)、『赤ずきんは眠らない』(薫風 / Junias)、『モテねば。』(大気圏内ゲームズ)、『スタンプグラフィティ』(ちゃがちゃがゲームズ)、『海底探険』(オインクゲームズ)。
以降、全100タイトルは下記のリンクにて。
HOY GAMES:創作ゲーム100選:2014の結果

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ニュルンベルク’15新作情報:ツォッホ出版

クモのシンデレラ(Spinderella)
R.フラガ作、2~4人用、6歳以上、20分。
クモに捕まらないように、アリたちがゴールを目指します。森ではアリたちがマラソンを繰り広げており、各プレイヤーは自分の3匹のアリをゴールに向かって進めます。一方、2匹のクモの兄弟であるロベルトとクラウスが、妹のシンデレラを糸にぶら下げて森に下ろし、アリを捕まえます。シンデレラには磁石がついており、その下にいたアリが捕まってしまいます。切り株を移動して、クモから身を守りましょう。しかし切り株はコースを邪魔するものにもなります。
手番にはダイスを振り、アリか、クモか、切り株を移動させます。クモでアリを捕まえると、スタートに戻すことができ、自分のアリを進めることができます。最初に3匹のアリを無事ゴールに届けたプレイヤーの勝利です。風変わりなゲームを作るフランスのデザイナーの新作です。

オーノー!シュナッケルシュタイン!(Oh nein! Die Schnackelstein!)
C.クライナート、K.ツォッホ作、2~5人用、6歳以上、20分。
シュナッケルシュタインのルビーナ伯爵夫人が宝石を埋めました。しかしダイヤモンドを埋めたその場所は、モグラの丘だったのです。地面の下で、プレイヤーはモグラの穴を延ばし、穴の中からモグラの頭を見つけます。そこで伯爵夫人の宝石を取り戻すことができます。闇雲に探しても見つかりません。伯爵夫人も、虫を使って宝石を集めます。またモグラの間でも、決められた宝石を見つけたら「友達」に渡すという約束があります。大人も子どもも穴掘りと、きらめく宝石の輝きに夢中になるでしょう。ドイツ年間キッズゲーム大賞(2011年)の『カラフルミミズ』の続編です。

ヤク(Yak)
B.ライト作、2~6人用、8歳以上、20分。
スワンパナシア(台湾)から2013年に発売された『ほらふき動物園(Bluff in Zoo)』のドイツ語版。登場する動物がヒマラヤになっています。手札からカードを裏向きに出して、その動物と数字を言います。前の人と同じ動物で数を増やすか、同じ数で動物を変えるかしなければなりません。うそをつくこともできますが、ダウトがかかったらカードを全て表にして言った動物の総数を数え、総数が少ないと減点になってしまいます。さらに特殊カードもあり、思わぬ展開が待っています。

ドリームチーム(Dream Team)
W.ヴァルシュ作、4~10人用、12歳以上、45~60分。
「あなたが好きなものは何?」他の人が何を考えているか知りたい人は、超能力者でなくてもかまいません。全く知らない人でも、顔見知りでも、みんなでドリームチームを作りましょう。海岸で、レストランで、工事現場でといったお題が与えられ、そこで相手がどんな想像力をはたらかせるか考え、波長の合う人を探します。大人数でできる陽気なコミュニケーションゲームです。