『チグリス・ユーフラテス』日本語版、4月下旬発売
ホビージャパンは4月下旬、R.クニツィアの陣取りゲーム『チグリス・ユーフラテス(Tigris & Euphrates)』日本語版を発売する。2~4人用、14歳以上、60~120分、6000円(税別)。
古代メソポタミア地方を舞台にした文明発展と衝突のゲーム。1997年にハンス・イム・グリュック社(ドイツ)から発表され、1998年のドイツゲーム賞1位を獲得した。その後リメイクが重ねられてきたが、今回日本語版になるのはファンタジーフライトゲームズ(アメリカ)の2015年版。アスモデ社(フランス)に買収された同社が始めた「ユーロクラシック」シリーズの第1弾となる。
それは文明の夜明け。チグリス川とユーフラテス川のあいだの肥沃な三日月地帯に、人類史上初めての都市が現れました。秩序なき土台から、偉大なる王朝が湧き起こり、メソポタミアを支配して文明世界のすべてを手中に収めようとしていたのです。
手番には自分の王国に4種類(商業、農業、住居、宗教)の文明タイルを置いて点数を獲得していく。力弱い王国には攻め入ることもできる。文明を4つ並べたらモニュメントを建設。各文明ごとに得点していき、最も発展していない種類の文明の点数が一番高い人が勝つ。勝つためには、4種類の文明をまんべんなく発展させることが必要だ。
メソポタミアを描いた両面ゲームボード、神殿、市場、集落、農地の合計100枚を超えるタイル類のアートワークが一新、指導者やモニュメントなどの建築物を表した27個のプラスチック製のコマ類も、細部まで造形が施された新しいものにリニューアルした。プレイ経験のある方も、これから始める方も、名作ボードゲームを新たなコンポーネントで楽しもう。
・play:game評価コメントリスト:チグリス・ユーフラテス
ボードゲームで3時間TV番組、ドイツ
ドイツの放送局第2ドイツテレビ(ZDF)は3月7日(土)、20:15からのゴールデンタイムにボードゲーム番組「ゲームが始まるよ(Das Spiel beginnt!)」を放映した。3時間の長時間番組で、ゲストの著名人4人がチーム戦で子どもたちと対戦した。
ゲストはコメディアンや俳優など4名。「チーム・スターズ」として4人の子どもたち「チーム・キッズ」とボードゲーム11タイトルを対戦した。初回にプレイされたのは『メモリー』『ハリガリ』『メイクンブレイク』『くるりんパニック』『トリビアル・パースート』など。いずれも巨大スクリーンや特大コンポーネントが用意された。毎ゲーム、はじめにサイコロを振り、出た目が勝者の得点になり、10ゲームの合計点が最終ゲームのコマの数となるルール。
大人が真剣になると子どもはかなわないと思いきや、さにあらず。子どもたちの集中力もすばらしく、たくさんの観衆が見守る中、ゲストと白熱の勝負を繰り広げている。その様子は、番組公式サイトで番組全編を見ることができる。今後も年に6~7回のペースで定期的に放映される予定。
・ZDF:Das Spiel beginnt!
ZDF/ Frank W. Hempel