『ウェブDBプレス』にボードゲーム記事
6月24日発売のプログラミング技術情報誌『WEB+DB PRESS』87号に、「ゲームルールの作り方―ボードゲーム開発から学ぶ「楽しさ」の源泉」という特集記事が26ページにわたって掲載されている。
Webアプリケーション開発者向けの雑誌で、プロダクトアーツの坂上卓史氏が執筆した。グラフィックや音楽だけでなく、ゲームのルール自体を深く掘り下げる。
ボードゲーム以外の雑誌で異例ともいえる長い記事は章立てになっている。第1章「夢中にさせる魅力はどこから来るのか」では、ボードゲームの特性を社会性、芸術性、物質性、思考性という4つのキーワードで分析。さらにボードゲームでよく使われるシステムをエリアマジョリティ、拡大再生産、ワーカープレイスメントなどを紹介する。
第2章「コンセプトの決定」では、プロダクトアーツの『ART OF WAR the card game』を実例として、ターゲットやテーマの設定、アイデアの生み出し方などデザイン過程を明らかにしていく。「テーマが先かシステムが先か」といったボードゲームデザインではおなじみの議論も。
第3章「ゲームデザイン」第4章「完成に向けて」では、プロトタイプやテストプレイといった製品化への過程を紹介。なぜ面白くないかを自己分析する基準や、バランス調整の方法、さらにはリリース後のアップデートにも触れられている。
ゲームアプリ開発者が急増していることに応えた記事だというが、ボードゲーム愛好者にも、ボードゲームを普段とは違った視点で見られる記事となっている。
・技術評論社:WEB+DB PRESS Vol.87
戦国時代カードゲーム『秀吉軍団』クラウドファンディング、6月30日まで
文禄オリジナルは、4月から戦国時代カードゲーム『秀吉軍団』の製品化プロジェクトを発表し、クラウドファンディングMakuakeにて資金募集している。3000円以上の出資で製品版が送られる。目標額80万円はすでに達成済み。6月30日まで。
豊臣秀吉が天下統一を果たした直後が舞台で、プレイヤーは加藤清正、小西行長など秀吉軍団の総大将となり、戦功を競い合いながら、大大名へと出世することを目指す。豊臣家の派閥争い、関ヶ原の戦いを経て、最終的に最も戦功報酬を獲得したプレイヤーが勝者となる。2~7人でプレイ時間は約60分。4人、6人でのチーム戦も可能。
文禄オリジナルは、エンタメ系ライターの澤田英繁氏がこの製品のために立ち上げたブランドで、このカードゲームが初作品となる。目標額を達成したので、1000セットの製作を予定。出資者には製品版3240円から割引になるほか、発売日前に届く特典がある。1500円の出資で試作版、7000円以上の出資で製品版とTシャツが送られる。
・Makuake:目指すは100万石の大大名 戦国時代カードゲーム「秀吉軍団」を商品化したい
【*新着プロジェクト*】
■目指すは100万石の大大名 戦国時代カードゲーム「秀吉軍団」を商品化したい
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— Makuake(マクアケ) (@makuake_ca) 2015, 4月 7