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映画『ゴーン・ガール』にボードゲーム

2014年公開のアメリカのミステリー映画『ゴーン・ガール(Gone Girl)』で、ボードゲームが登場する。

結婚5周年の記念日。誰もがうらやむような幸せな結婚生活をおくっていたニックとエイミーの夫婦の日常が破綻する。エイミーが突然姿を消したのだ。部屋は荒らされ、キッチンに残されたエイミーの大量の血痕から警察は他殺と失踪の両方の可能性を探る。憔悴した表情で行方のわからなくなった妻を心配する夫ニック、だが彼にも捜査の手が及び窮地に立たされる。妻エイミーに何が起きたのか――。

冒頭、ニックが妹のいるバーに『マスターマインド』を持ち込む。お気に入りではないとのことで、バーに置いてあるボードゲーム棚に加えられることになった。その後2人は、飲みながら『人生ゲーム』をプレイしている。そこに妻失踪の知らせが入るのだ。
後半は、薪小屋に『ドミニオン』と『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』が置いてあるシーンが出てくる。これはニックの浪費癖を演出するためにエイミーがカードで贅沢品を買い集めたもので、ドローンやブラヴィア、ゴルフのクラブも見えるが、一番真ん中にこの2つが置いてあるので目立つ。

どちらもリオグランデゲームズの製品であることから、Boardgamegeekのフォーラムでは、宣伝のために提供したとの見方が強い。このフォーラムでは、友人と映画を見ていてこのシーンに独りだけ興奮し不思議がられたというゲーマーあるあるを披露するファンもいた。

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バッグビルドで都市開発『オルレアン』日本語版、9月5日発売

アークライトは9月5日、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた中世の都市開発ゲーム『オルレアン(Orléans)』日本語版を発売する。R.シュトックハウゼン作、2-4人用、12歳以上、90分、7,200円(税別)。

2014年秋にdlpゲームズ(ドイツ)から発売され、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた作品。大賞は逃したものの、国内外で高い評価を得ている。日本では輸入版をゲームストア・バネストが扱っている。日本語版にあたって、ボードや建物のタイルが日本語化されることになり、ゲームの世界により浸れるようになった。

フランスの中世都市オルレアンの有力貴族となり、さまざまな職業の者たちを従者として雇い、その能力を利用して財をなし、街の発展に貢献することを目指す。従者のチップを袋に入れて、そこから引いてアクションに配置する。そのアクションで新たな従者を雇ったり、要らない従者を除外したりすることにより、自分が狙ったアクションを行いやすくする「チップ構築ゲーム」だ。

アクションは新たな従者を雇うほかに、商品を生産したり、建物を建てたり、陸路や水路を移動して自分の取引所を作ったりするものもある。さまざまな得点方法をどのように組み合わせるか、やりがいのあるゲームだ。

TGiWレビュー:オルレアン(Orléans)
オルレアン日本語版(コンポーネント)