『マギvs.ドラゴン』日本語版発売
cosaicは23日、ドイツのファンタジーカードゲーム『マギvs.ドラゴン(Zauberschwert & Drachenei)』日本語版を発売した。デザイン・J.シュヴィンクハマー、イラスト・添田一平、2~4人用、12歳以上、45分、1,800円(税別)。
オリジナルは2003年にアドルング社(ドイツ)から発売された作品。アラカルトカードゲーム賞(2004)で6位。拡張セットも2タイトル発売されており、国内では『魔剣と竜の卵』という邦題で流通していた。cosaicが同社の作品を日本語化するのは『王宮のささやき』に続いて2タイトル目となる。
プレイヤーは力を追いもとめるマギ(魔術師)となって、魔力に満ちた世界で、ほかのマギたちと技を競いあう。襲い来る魔物を撃退し、誰よりも強力な呪文を手に入れよう。強力な魔物と戦うにはライバルと手を組むことも必要だが、手柄の独り占めをしたければほかのマギと魔力による力比べもしなければならない。パワーストーン(勝利点)を最も多く手に入れた者が勝者となる。
ルールもシンプルで、2枚ある場の冒険カードのどちらか1枚を選択するだけ。それでいて呪文による強化と、秘宝がもたらす恩恵、そして何より、ほかのマギとの協力か対決かの判断が悩ましい。ファンタジーRPGの雰囲気たっぷりの作品だ。
・グループSNE:マギvs.ドラゴン
『コンコルディア:サルサ』日本語版発売
ニューゲームズオーダーは19日、古代ローマ帝国を舞台にしたドイツのボードゲームの拡張『コンコルディア:サルサ(Concordia: Salsa)』日本語版を発売した。M.ゲルツ作、2~5人用、13歳以上、90分、5,000円(税込み)。プレイするためには『コンコルディア』本体が必要で、8,000円(税込)で再販されている。
「サルサ」はラテン語で「塩漬け」の意。ドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた好作品に、3つの新たな要素を加える。塩都市から産出される「塩」は万能の資源で、ほかの全ての物品の代用が可能。27枚の広場タイルは新たな戦略を生み、新しいマップ「ビザンチウム」と「ヒスパニア」により2つのシナリオが加わる。
『ブリタニア&ゲルマニア』(2014年)に続いて、オリジナルは2015年に発売された作品。『コンコルディア』の拡張セットとしては2タイトル目となる。
・New Games Order:コンコルディア:サルサ