2人用鉄道ゲーム『路面電車』日本語版、8月上旬発売
ホビージャパンは8月上旬、鉄道の延伸を競う2人用カードゲーム『路面電車(Trambahn)』日本語版を発売する。デザイン・H.オーライ、イラスト・K.フランツ、2人用、8歳以上、30分、3600円(税別)。
オリジナルは2015年秋にルックアウトシュピーレ(ドイツ)から発売された作品。『パッチワーク』に続く2人用ゲームシリーズで、国内では『トラムバーン』という邦題で英語版をジーピーが取り扱っている。作者は『18XX』シリーズや『ロシアンレールロード』のオーライ。鉄道ゲームの第一人者だ。
プレイヤーは19世紀末のミュンヘン市内で鉄道会社を経営し、路線を増やし、停留所を作り、乗客を増やしていく。1枚のカードがお金、乗客、停車場の3つ機能をもつ。停留所はカードの数字を昇順に出さなければならず、しかし数字が大きいものでないと儲けが少ないというジレンマが待っている。さらに鉄道を「馬車鉄道」、「蒸気機関車」、「電車」とグレードアップすることで収益が上がるが、そのための設備投資を回収できるかどうかも悩ましい。相手より長い路線を敷き、ライバルを退けることはできるだろうか?
簡単なルールで、時間も短めながらも悩みどころの多い鉄道カードゲーム。今回の日本語版では、イラストレーターのK.フランツ氏がボックスアートを特別に描き下ろし、昭和初期の日本をイメージしたイラストとなっているところも見どころだ。。
内容物:カード142枚、得点記録用紙1冊、ルールシート1部
(写真は英語版)
路面電車(ルックアウト+ホビージャパン, 2015) pic.twitter.com/ivTR0q0qQC
— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) August 22, 2021
頭文字K(Initial K)
世間を騒がせたKたちがカーレースを繰り広げるという、奇想天外なレースゲーム。
「shown ○」「○imutaku」「○iyohara」「○im jong-un」「terauchi ○abu」「gess ○awatani&miyazaki ○ensuke&○atsura bunshi&otota-○」という、6枚のキャラクター(+プロモカード「momota ○ento&tago ○enichi」)から1つを選んでスタート。それぞれ初期ガソリン、タイヤ耐久力、ブレーキ力が異なり、特殊能力を持っている。私が選んだのは「gess ○awatani&miyazaki ○ensuke&○atsura bunshi&otota-○」で、ブレーキ力がなんと0。特殊能力はギアチェンジが容易な「鍛え抜かれたシフトレバー」である。
コースは六角形で、先にコマが進んでいるプレイヤーから手番を行う。まずはギアチェンジ。スピードを出したいときは上げて、抑えたいときは下げる。急激なギアチェンジはダイス判定が必要で、失敗するとエンスト。
ギアチェンジが決まったら、次は進む方向を宣言し、ダイスを振る。ギアの表を見て、そのダイス目でいくつ進むかが決まる。ドリフトで方向を変えるとタイヤが減り、ブレーキで進む距離を抑えるとブレーキが減る。ダイス目が気に入らなければ、ガソリンを消費して振り直しもできる。
急カーブではスピードを抑えつつ、タイヤを消費してドリフト走行で駆け抜けたいところ。次の手番を見据えたコース取りが大事だ。しかし、ガソリン、タイヤ、ブレーキのいずれかがマイナスになったら脱落してしまう。
4人プレイで40分。それぞれピンチもあったが特殊能力で切り抜けて終盤。最後に一か八かギアを最大にしてゴールに向かってみたものの、思ったよりスピードが出すぎてしまう。ここでブレーキ力0というパラメータを遺憾なく発揮して脱落した。「もう止まらねー!」 1位は「おくすりターボ」で移動力を追加できる「○iyohara」鴉さんと、「ちょ、待てよ」で移動力を下げられる「○imutaku」bashiさんの一騎打ちとなったが、爆発力の差で鴉さんの勝利。終始絶妙なコース取りで主導権を握っていた。「経歴詐称」でパラメータを1回だけリセットできる「shown ○」tomokさんは何度かエンストを起こして出遅れ、挽回しようとして壁に激突。
それぞれの特殊能力とパラメータが一長一短あっていい勝負になる。いろんなコースでやってみたいと思うくらいだった。
頭文字K
北条投了/芸無工房(2016年)
2~4人用/60分