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限定生産『パンデミック:イベリア』日本語版、10月13日発売

ホビージャパンは10月13日、協力型ボードゲームの定番『パンデミック』のリミテッド・コレクターズ・エディションとなる『パンデミック:イベリア(Pandemic Iberia)』日本語版を発売する。デザイン・J.T.カストロ&M.リーコック、イラスト・C.クイリアムス、2~5人用、8歳以上、45分、5000円(税別)。拡張セットではなく、単独でプレイ可能。また限定生産品のため、品切れ後の再入荷の予定はなく、受注数が入荷数を上回った場合は配分になる場合がある。
『パンデミック』の版元であるズィーマンゲームズ(カナダ)が今年の秋に世界同時発売する新作に日本語版が加わった。SFゲームだった『パンデミック』がついに歴史シミュレーションゲームとなる。
ときは1848年、イベリア半島に急速に広まっていた疫病―マラリア、チフス、コレラ、黄熱―を研究することのがゲームの目的。プレイヤーは第二次王立慈善遠征隊の一員として、イベリアの人々を救うため、プレイヤーはバルセロナからリスボンまで東奔西走する。農学者、医師、科学者、鉄道員など独自の特殊能力を持つ7種類の役割から1人を担当し、限られた時間内に協力して4種類すべての疫病を研究できれば勝利だ。
史実に基づいた15種類のイベントが待ち受けているほか、通常のゲームの他に、「患者の流入」と「歴史上の疫病」の史実に基づいた2つのチャレンジもプレイできる。
また、患者の治療や研究成果の共有に加え、新しいアクションとして鉄道の敷設と水の浄化が加わる。鉄道を敷設すると移動が早くなり、水を浄化すると一帯で疫病の蔓延を防ぐことができる。移動方法も馬車・ボート・鉄道と増え、手番の選択肢は一層悩ましいものとなっている。
内容物:役割カード7枚、プレイヤーのコマ7個、プレイヤーカード69枚、参照カード5枚、感染カード48枚、疫病コマ96個(4色各24個)、浄化トークン14枚、鉄道トークン20枚、予防トークン1枚、研究マーカー4枚、感染率マーカー1枚、アウトブレイクマーカー1枚、病院コマ4個、ゲームボード1枚、チャレンジカード5枚、ルールブック1冊、アートブック1冊ほか
パンデミック:イベリア(コンポーネント)

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国際ゲーマーズ賞2016に『モンバサ』『世界の七不思議:デュエル』

国際ゲーマーズ賞(International Gamers Awards)選考委員会は本日、今年の大賞作品を発表した。先月に発表されていた「一般ストラテジー部門」で10タイトル、「2人用ストラテジー部門」5タイトルのノミネート作品の中から(TGiWニュース)、最終投票により『モンバサ』と『世界の七不思議:デュエル』がそれぞれ大賞に選ばれた。
『モンバサ』は先日発表されたドイツゲーム賞に続く受賞で(TGiWニュース)、今年一番なゲーマーズゲームの座は不動のものとなった。国際ゲーマーズ賞とドイツゲーム賞が同じ作品を1位に選ぶのは『テラミスティカ』『ロシアンレールロード』『マルコポーロの旅路』に続き、4年連続。ひとつの作品に人気が集まる傾向が続いている。
『モンバサ』はアークライトから日本語版が、『世界の七不思議:デュエル』はホビージャパンから日本語を含む多言語版が販売されている。
当サイトの管理人は本年から、国際ゲーマーズ賞の選考委員となった。選考といっても面白いと思った順にメールを送り、それを集計しているだけなので、審査員が侃々諤々と議論するゲームマーケット大賞と比べると物足りなさが残った。
国際ゲーマーズ賞の表彰式は、ドイツで開催されるボードゲームメッセ「シュピール」会期中の14日、各国から集まった選考委員の立ち会いのもと行われる。
【国際ゲーマーズ賞2016】
(一般ストラテジー部門)
・モンバサ(Mombasa/A.プフィスター/エッガート・シュピーレ)
(2人用ストラテジー部門)
・世界の七不思議:デュエル(7 Wonders Duel/A.ボザ&B.カタラ/ルポ・プロドゥクシオン)
International Gamers Awards:2016 Winners