ちんあなごっこ(Garden Eel Go!)
うんこになる
チンアナゴを水族館で見たことがある。穴から細長い顔を出してぷかぷかと浮かんでいる。それがとても印象的で、『私の世界の見方』で「生まれ変わったら○○になりたい」というお題に「チンアナゴ」を選んだこともある。
このゲームは、そのチンアナゴをたくさん集めて水族館を作るカードゲーム。イラストが可愛らしく、キッズでも楽しめる(うんこは出てくるが卑猥な要素は全くない)。
チンアナゴのカードを3列に分けて並べる。これはそれぞれの漁場を表す。プレイヤーの1人が監視員となり、ほかのプレイヤーは今回、どの漁場で漁をするか選ぶ。その後で、監視員が今回監視する列を選ぶ。監視員が選んだ列では残念ながら漁ができない。それ以外の列を選んだプレイヤー(同じ列では監視員から近い順)がカードをゲットする。監視員を交代して次へ。
バッティングを避けるシンプルなゲームだが、ひねりがあるのがサメカード。チンアナゴカードの中に入っており、これを取ると、次に手に入れたチンアナゴはサメに食べられてうんこ(!)になってしまう。うんこはマイナス点。ひえ~。
サメカードを取ったら、次はチンアナゴの少ないカードを取っておいて、その次にまたチンアナゴの多いカードを取りたいところ。しかしそんな狙いは監視員の知るところとなる。ほかのプレイヤーの思惑を読んで、その裏をかいてほしいカードを取れるか。
4人プレイで15分。サメカードの次にたくさんチンアナゴを取ってしまう展開で大失点で最下位。でも、うんこのイラストが全てチンアナゴに合わせて描き分けられているのが愉快で、カードに見とれてしまった。「えっ、うんこを集めるゲームじゃないの?」(←お約束)
ちんあなごっこ
デザイン&イラスト:ぺけ/高天原(2016年)
3~5人用/6歳以上/15分
サバンナ高橋茂雄氏と『コードネーム』
読売テレビで8月に放送された深夜トークバラエティ番組『にけつッ!!』で、お笑い芸人の千原ジュニア氏が『コードネーム』を遊んだ話を紹介した。テロップは「サバンナ高橋の家でやったカードゲームの話」。
千原ジュニア氏がたまたま飲み屋で会った高橋茂雄氏(サバンナ)の家で飲んだときの話。家にはたくさんのボードゲームがあり、「すっげぇ面白いのあって」と『コードネーム』を紹介した。夜中に2時間くらい遊んだという。
千原氏はゲームの内容を少し紹介して、その後ケンドーコバヤシ氏がこれにヒントを得た連想ゲームを出した。「謝罪」「落語家さん」という2つのキーワードから千原氏が答えたのは「(桂)文枝師匠」。正解は飲みに誘われていけなかった「桂三度」というオチだった。