ドラキュラ対ハンターの推理ゲーム『ドラキュラの逆襲』日本語版、10月8日発売
アークライトは10月8日、ドラキュラとハンターの対決を描く推理ゲーム『ドラキュラの逆襲(Fury of Dracula)』日本語版を発売する。F.ブルークス、S.ハンド、K.ウィルソン作、2~5人用、14歳以上、120~180分、7200円(税別)。
オリジナルは今を遡ること約30年、1987年にゲームズワークショップ社(アメリカ)から発売された。『スコットランドヤード』にホラーというテーマと、戦闘やイベントのシステムを加えたことで根強い人気を集め、2007年と2015年にファンタジーフライト社からリメイクされている。今回の日本語は2015年のファンタジーフライト社による第3版に基づく。
ときは西暦1898年。悪の権化たるドラキュラ伯爵がロンドンに現れ、吸血鬼禍を撒き散らしてから8年が経っていた。当時は少数精鋭の一団によってこの災いは阻止され、その企みは挫かれ、伯爵本人もドラキュラ城付近の深い闇のなかで消滅させられた・・・・・・と思われていたのだが、再び活動が始まった。
ひとりのプレイヤーがドラキュラ伯爵の役割を演じ、ひそかにヨーロッパ中を歩き回り、配下の吸血鬼を増殖させ、罠を仕掛け、邪悪な目的を達成しようとする。ほかのプレイヤーはそれぞれ異なる能力をもつハンターとなり、宿敵ドラキュラの居場所を探し出し、その吸血鬼たちが夜の世界を征服する前に、今度こそ完全に消滅させなくてはならない。
生きるか死ぬかのエキサイティングな推理と攻防が楽しめるゲーマーズゲームだ。
内容物:ゲームボード1枚、人物コマ(プラスチック製):5個、チュートリアル冊子1冊、カード類245枚、参照用ルールブック1冊、参照地図(ドラキュラ用)1枚、人物シート5枚、トークン類84個
緊縛&札束ボードゲーム記事に公開質問状
コラムサイト 「トゥギャッチ」 で15日に掲載されたコラム「ボードゲームってすごくおもしろいのに、そのおもしろさを伝えるのってめちゃめちゃ難しくない!?」に対し、ボードゲームサークル「まんまる」代表のはただよしたけ氏と、ゲームストア・バネストの中野将之店長が「ボードゲームに対する悪印象を助長する」などとして共同で公開質問状を送った。
当該の記事はフリーライターのヨッピーこと豊田ヨピ夫氏が担当したもので、「ゲームごとにルールが違うのでややこしい」「専門用語が多い」「絵ヅラが地味」というボードゲームの面白さを他人にどう伝えるかがテーマ。コラムニストの犬山紙子氏、ボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」オーナーの白坂翔氏と共に『人狼』と『街コロ』を実況している。
問題とされたのは『人狼』で実際に緊縛されるところと、『街コロ」でチップの代わりに本物の紙幣を使ったところ。大人も子供も一緒に遊べるホビーなのに歪曲される印象を与える、ボードゲームカフェが賭博の場所だと誤解される恐れがあるなどとして、認識を糾している。
韓国では高校生も出入りするボードゲームカフェを隠れ蓑に賭博が行われているというケースがある(SBS:고등학생도 드나드는데…도박판 된 보드카페)。また日本の賭博罪は適用が曖昧で(『賭けマージャンはいくらから捕まるのか?』)、それゆえボードゲームカフェも摘発される恐れがゼロではない。緊縛はともかく、ボードゲームで本物のお金を用いるという行為を公表することには危険性が伴う。
公開質問状は現在回答待ちとのことで、進捗があれば報告するという。