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WAになって語ろう(Let’s Make a Circle and Talk)


御朱印あつめ 』『檀家-Danka- 』に続くお寺ゲーム第三弾。お盆に実家に集まって、普段はなかなか話さないことを語り合う雰囲気のコミュニケーション記憶ゲームである。お盆に風呂敷包みというコンポーネントが面白い。
自分の番にはカードをめくって、書かれた質問を隣の人にする。「今までで一番幸せだった瞬間」「お金に苦労しないとしたらしたい仕事」「もらいたいプレゼント」「ご先祖様に自慢して報告したいこと」など。指示によって、全員が答えることもある。
こうして順番に質問と答えを繰り返しているうちは和むが、突如として「〇つ前の質問と答えはなんでしたかな?」とお坊さんが聞いてくるカードが出る。これを引いた人は、それが誰の番だったか遡って、その質問と答えを思い出さなければならない。話をよく聞いていないと頭を抱えることになるだろう。
正解すれば全員にポイント。これを繰り返し、規定点に達したら全員が勝利となる協力ゲームである。
7人で30分。忘れないように、回答の後あれこれ補足するように質問することが勧められており、ゲームが終わってからも覚えていることが多い。家の中にたくさんあるものも、自分へのご褒美も、休みの日にしていることも全部「ボードゲーム」と答えるのはお約束。初対面の人もいたが、ゲームが終わるころには人となりがだいぶ分かった。
WAになって語ろう
デザイン・向井真人/イラスト・ 長縄キヌエ
ようがくじ「不二の会(ぷにの会)」(2017年)
3~8人用/6歳以上/15~30分

Posted in 日本語版リリース

30分のSAN値競争!『ポケット・マッドネス』4月28日発売

アークライトは4月28日、クトゥルフ神話がテーマのフランスのカードゲーム『ポケット・マッドネス(Pocket Madness)』日本語版を発売する。デザイン・B.カタラ&L.モーブロン、イラスト・M.ルセンヌ、2~4人用、8歳以上、30分、2000円(税別)。
オリジナルはファンフォージ社(フランス)から2016年に発売された作品。『Mr.ジャック』『プゥー』『ダイス・スター』など、短時間でも遊びごたえのあるボードゲームを発表してきたフランス人コンビがデザインした。
このゲームでプレイヤーは古き神々の崇拝者となり、信憑性のありそうな噂話をもとに、不穏な空気が漂う場所を調査し、古き神々にたどり着くことを目指す。謎を解く鍵を揃えることができれば、古き神々のもとへと向かうゲートが開かれるだろう。しかし、人智の理解をはるかに超える力を持つ者たちの前に、一歩間違えれば、狂気に彷徨うことになる。できるだけ長く正気を保って勝者になるのは誰だろうか。
手番には場札からカードを取るか、同じ種類のカードを出してゲートを開き特殊能力を手に入れるか、数字の高いカードを捨ててほかのプレイヤーに狂気トークンを取らせるかの三択。誰かの手札か場札がなくなるとラウンド終了で、残った手札に応じて狂気トークンが授受される。こうして誰かの狂気トークンが10枚以上になったらゲーム終了で、狂気トークンの少ないプレイヤーが勝利する。
特殊能力はゲームに逆転をもたらし、正気の瀬戸際をめぐってスリルある展開が楽しめるだろう。
内容物:場所カード63枚、ゲートカード7枚、狂気トークン40個、説明書1冊(カードサイズ:70×120mm)
ポケット・マッドネス日本語版(コンポーネント)