運と度胸のトリックテイキング『海賊の宝島 ~オクラコーク~』2月25日発売
オリジナルはゲームマーケット2016春に「米光と優秀なゲームデザイナーズ」から発表され同人作品。海賊の宝を奪い合い、島から脱出するというテーマのゲームだ。ゲームマーケット新作評価アンケート12位。
システムは4色マストフォローのトリックテイキングで、フォローできなければ山札から1枚引いてパスするところが特徴。獲得したトリックの宝石が得点になるが、うまく色を合わせて手札をなくさなければならない。うまく手札をなくすことができても、獲得した宝石が足りなければペナルティーとなってしまう。最後の1枚をめぐってドラマが生まれる。
雰囲気を盛り上げる得点チップや、わかりやすいルール解説コミックが付いているほか、初版から随所に細かい調整が入り、より楽しく遊びやすくなっている。トリックテイキング系ゲームの入門にも最適だ。
内容物:宝島カード(63×88mm)36枚、脱出タイル1枚、1コインチップ16枚、5コインチップ8枚、ライフ/チキンチップ16枚、遊び方説明書1冊
『アグリコラ:ファミリーバージョン』日本語版、2月下旬発売
17世紀ヨーロッパを舞台に、農業を営むゲームを手軽にプレイできるようにした作品。オリジナル版は昨年夏に発売された。
はじめは農場には部屋が2つしかない木造の小さな家に家族(農夫の夫婦)が2人住んでいる。資材を集めて家を建て、家族を増やし、畑を耕して収穫し、牧場を作って家畜を飼い、自分の農場を豊かにしよう。農場に家族が増えるほど、多くのアクションができるようになるが、収穫になると、家族に食料を供給しなければならない。
基本的なシステムは『アグリコラ』と同じワーカープレイスメント。ラウンドマーカーを使って、毎ラウンドアクションスペースが増えていく仕組みをとっている。また進歩カード・職業カード・プレイヤーボードがなく、畑・牧場・新しい部屋・「かまど」や「調理場」などの進歩タイルは、タイルとして最初の家からつないで配置していく。
最後はタイルや動物コマが1つ1点。プレイ時間だけでなく得点計算もシンプルになっており、普段ボードゲームを遊ばない人も楽しめるだろう。
内容物:ゲームボード1枚、追加ボード4枚、家族コマ20個、厩コマ10個、動物コマ46個、資源コマ95個、マーカー/タイル類 多数、ルールブック1部