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犯人は一体誰?『トリックと怪人』オインクゲームズから一般発売

オインクゲームズは11月24日、ゲームマーケット2018秋にて『トリックと怪人(Tricks and the Phantom)』を一般発売する。ゲームデザイン・齋藤隆、アートワーク・佐々木隼、2~4人用、9歳以上、15分、2200円(税別)。ゲームマーケット会場(エリア5)で試遊・購入可能(特別価格2000円)。

オリジナルはゲームマーケット2017秋でBrainBrainGamesから袋入り発売されたカードゲーム。ゲームマーケット大賞2018の優秀作品に選ばれている作品が、新パッケージでリメイクされる。謎の事件の捜査官となって犯人を探し出すが、容疑者の中には正体を偽る「怪人」が紛れており、捜査を撹乱する。
ゲームは人物カードを各自2枚ずつ配り、1枚を伏せて出し、その中で誰が犯人かを指差していくだけ。基本的には一番数字の高い人物が犯人で、カードを出したときにだいたいの強さ(3段階)も示されるが、それぞれ特殊効果があり、どんでん返しも起こりうる。犯人の予想は順番に行うので、ほかの人の予想がヒントになることもあるだろう。
さらに「怪人」はだいたいの強さを偽ってよいため推理は混迷を極める。間違って「怪人」を指差してしまうと勝利点を奪われてしまう。はたして「怪人」はいるのかいないのか、いるとしたらそれは誰なのか、それを見極めた者でなければ犯人にはたどり着けない。
全員が予想したらカードをめくり、どの人物が犯人だったかを確かめる。当てた人数によって得点が変わり、残り1枚の手札で2回目を行う。これを繰り返して規定点に達した人が勝つ。
少ないカード枚数とシンプルなルールからは想像できない推理小説のような展開が待っている。短時間で手ごたえある推理が楽しめる、ミステリー・カードゲームだ。
内容物:カード11枚、サマリー4枚、得点チップ計25枚、虫めがねチップ4枚、情報トークン3種12枚、遊び方説明書(日本語・英語)
オインクゲームズ:トリックと怪人

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蛮族たちから帝国を守れ!『パンデミック:ローマの落日』日本語版、12月中旬発売

pandemicfrJ.jpgホビージャパンは12月中旬、協力ゲーム『パンデミック:ローマの落日(Pandemic: Fall of Rome)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.リーコック&P.モリ、イラスト・A.カナーニ&O.ローソン&A.マイネズ、1~5人用、8歳以上、45~60分、5000円(税別)。拡張セットではなく、単品でプレイ可能。また限定生産で再版はされない予定。
『パンデミック:イベリア』『パンデミック:ライジングタイド』に続く歴史テーマシリーズ第3弾。古代ローマ帝国が舞台で、5世紀初頭から数十年に及ぶ政治的腐敗、経済的危機、軍隊の疲弊、好戦的な蛮族の襲撃から帝国を救う。デザインには『パンデミック』の作者であるリーコックと、『アウグストゥス』や『ヴァスコ・ダ・ガマ』など歴史もので定評があるイタリア人デザイナーのモリがあたった。
各プレイヤーは執政官、商人、女祭司など特殊能力を持つ役割になり、帝国が制圧される前に5つの蛮族―アングロ=サクソン、フランク、ヴァンダル、西ゴート、東ゴート―と同盟するか、またはそれらの蛮族を殲滅することを目指す。その前にローマなどの都市が略奪されるか、いずれかの蛮族がローマの領土を蹂躙するか、帝国の資源が尽きた場合、全員の敗北となる。
難易度レベル調整や、上級者向け選択ルール「ローマは世界の首都なり」、ソリティアルールも用意。おなじみの連鎖反応システムに新しいシステムを加えた作品だ。
内容物:ゲームボード1枚、戦闘ダイス3個、役割カード7枚と  プレイヤーコマ7個、プレイヤーカード70枚、参照カード7枚、蛮族カード49枚、蛮族コマ100個、軍団コマ16個、砦コマ6個、同盟マーカー5個、侵略頻度マーカー1枚、衰退マーカー1枚 ほか