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ゲームマーケット2018秋:同人誌

ゲームマーケットでは毎回、同人誌を頒布するサークルがある。ボードゲーム愛がいっぱい詰まっており、安価であるため気軽に購入できる。ただし製作部数が少なく、終わってから入手しにくいため、ゲームのようになかなか話題に上らないのが残念でここにまとめて紹介したいと思う。ものによっては入手できる場所もあるようなので、気になるものは検索して、発行者や作者と連絡をとってみるとよいだろう。
bgcafepass.jpg『ボードゲームカフェパス vol.2』(ボドっていいとも!!)
週1ペースで開店しているボードゲームカフェ・バーを紹介する本の第2弾。今回は117店をフルカラーで掲載し、この本をお店で提示すると割引などのサービスが受けられるようになっている(「こにょっと。(札幌)」で店長さんからの愛のビンタあり。)。これをもってグループでボードゲームカフェ周りをしている人もいるとかで、新しいボードゲームの楽しみ方にもなりそう。これだけ全国に広がると、ご当地のボードゲームカフェに立ち寄る国内旅行もできるな、などと思いつつページをめくるのが楽しい。

bodokoi.jpg『ボドこい。』(ボドまん)
ボードゲーム好きの主人公が、ゲーム会で知り合った女の子と距離を縮めていくマンガ。恋愛トラブルでゲーム会にいけなくなる人もいる中で、相手の出方をお互いにうかがいつつ、迷いながら関係を深めていくのはまさに恋愛は重ゲーだと気付かされる。後半は「りにょりのボードゲームスナック」。ママのりにょりさんがお客さんに面白い名前のお酒を出しながら初心者向けのボードゲームについて語りあう。ボードゲームカフェバーで店員やほかのお客さんとボードゲーム談義をするのって楽しい。

akisutobaneko.jpg『あきすとばねこ』(秘教機械)
ゲームマーケットにも毎回出展している名古屋のボードゲーム専門店「ゲームストア・バネスト」の看板娘キャラ「ばねこちゃん」をめぐるバネスト黙認企画のアンソロジー。主催の有我悟氏をはじめ6人の作家が参加してボードゲーム紹介や、ゲーマーあるあるをマンガにしている。買い出しに行く人をゲーマーじゃんけんで決めるとか、そういう世界があったらいいなと思う。

bodobungu.jpg『ボド文具』(しえすた文具)
ボードゲームに使えそうな文具を完全手書きで紹介するというユニークな企画。文具といっても100円ショップで買えるようなものではなく、キングジムや3Mなどの新商品が並ぶ。付箋やペンが入っているIDカードホルダー「ペモアイディー」など、ボードゲーム以外でも普通に便利な文具カタログとして重宝する。

yuruyurubgb.jpg『ゆるゆるボドゲバカ』(ですよねぇ)
きりんなべ氏がツイッターで掲載している同タイトルのマンガを本にした。パーティーゲームから2人用までいろいろなゲームを取り上げて、ゲームの紹介と楽しいポイントを描いている。「独りボドゲカフェの楽しみ方」かた始まるボードゲームカフェバーめぐりのレポートも楽しい。

bgquizex.jpg『ボードゲームクイズ ネクステリア』(番次郎)
シリーズ第3弾。さまざまな難易度のクイズを「海外」「伝統」「メディア」などのジャンルに分けて出題する。途中に謎解きも入っており、パズル雑誌のような楽しみ方もできる。付録として、正解するとマスを進められる「ゲムマ一周すごろくゲーム」付き。

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敵を倒してデッキ構築『死盤遊戯』12月上旬発売

グループSNE/cosaicは12月上旬、デッキ構築カードゲーム『死盤遊戯』を発売する。ゲームデザイン・神田恒太郎、イラスト・菅野博之&そうじろう、2~4人用、10歳以上、45分、2500円(税別)。ゲームマーケット2018秋で先行販売済み。
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昨年暮れに発表された第3回グループSNE公募ゲームコンテスト入選(1位)作品。第1回の『ギャンブラー×ギャンブル!』と『ソラシノビ』、第2回の『ドワスレ』に続く製品化となる。作者は円卓Pこと神田恒太郎氏で、昨年ニューゲームズオーダーから『六次化農村』をリリースしている。
プレイヤーは新進気鋭の格闘家となって、数多の格闘家がしのぎを削る塔に挑戦し、頂上で待ち受けるボスを倒して、最強の格闘家として名声を得ることを目指す。
はじめは非力だが、ライバルの格闘家と戦うことで経験を積んで新しい技を獲得していく。こうして獲得した技は自身のカードデッキに入り、組み合わせてコンボを決めることもできる。死が待つ塔を制するのは誰の拳か?
ブルース・リーを彷彿とさせるイラストで雰囲気満点の作品、いよいよ登場だ。アチョー!!