ニュルンベルク’19:ルックアウトシュピーレ
★クマ牧場:グリズリーがやってきた(Bärenpark – Die Grizzlies sind los)
ゲームデザイン・P.ウォーカー=ハーディング、イラスト・K.フランツ、2~4人用、8歳以上、30~45分。
3つのモジュールが入った拡張セット。「新しい目標」はほかの目標と混ぜて使い、タイル配置の新しいパターンによって得点が生まれる。新しいクマ「グリズリー」は6マスのタイルで登場し、より広いスペースが必要となるため、ゲーム終了に必要な牧場タイルは4枚から5枚になる。「牧場モノレール」は柱を2本立てると、その間隔のタイルを上に置けるようになり、先に作ると得点の高いタイルがもらえる。
★マンダラ(Mandala)
ゲームデザイン・T.ベンヤミン&B.J.ギルバート、イラスト・K.フランツ、2人用、10歳以上、30分。
共通のゲームボードには中央に2つのマンダラが描かれており、中央の山で分けられている。これに両プレイヤーは7マスのカード置き場(「川」)がある。ここれで価値の高いカードを集めることを目指す。ゲームのはじめには、どのカードが価値が高いかは分からない。手札を6枚ずつと、勝利点の山札に2枚ずつもつ。色のカードは色のルールにしたがって2つのマンダラか、山か川に置き、置いた場所によってカードが補充できる。1つのマンダラに6色集まったら、両プレイヤーは交替に山からカードを選び、川と勝利点の山札に入れる。勝利点の山札は裏向きになっており、最後に勝敗を決めるのに使う。そのときの勝利点は、それぞれのプレイヤーの川に置かれたカードの位置によって変わる。
★パッチワーク・ドゥードル(Patchwork Doodle)
ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト・K.フランツ、1~6用、8歳以上、20分。
ダイスロール&書き込み式のパッチワーク。9×9のマスに、ダイスで出たパーツを書き込んでいく。各ラウンドにはカードを円形に並べ、2枚のカードの間にウサギコマを置く。手番にはダイスを振り、その数だけウサギコマを進め、止まったカードを取り、全員、そのカードに指示された形を自分のシートに書き込む。何枚か書き終わるとラウンド終了となり得点計算。カードを補充して次のラウンドに進む。ゲーム中、手番に4つの特別アクションをそれぞれ1回だけ使うことができる。特別アクションはカード変更、ピース分割、1マス埋め、いずれかの特別アクションをもう1回。3ラウンド行い、ボードに穴の一番少ないプレイヤーが勝つ。
『アズール:シントラのステンドグラス』日本語版、2月下旬発売
ホビージャパンは2月下旬、各国のボードゲーム賞を総なめにしたタイルコレクションゲームの続編『アズール:シントラのステンドグラス(Azul: Stained Glass of Sintra)』の日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.キースリング、アートワーク・C.クイリアムズ、2~4人用、8歳以上、30~45分、5600円(税別)。『アズール』の拡張セットではなく、単独でプレイできる。
ドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム賞を9年ぶりにダブル受賞したほか、フランス、オランダ、スペイン、ベルギーのボードゲーム賞で大賞に選ばれたボードゲームに、続編が登場。オリジナルはプランBゲームズから昨秋発表され、大いに注目された。
エヴォラ宮殿を完成させたポルトガル国王マヌエルⅠ世が、今度はシントラの王宮の窓をステンドグラスで装飾しようとしている。プレイヤーは世界一流のステンドグラス職人として、ポルトガル全土で一番美しいカラフルなステンドグラスを作り上げる。
プレイヤーは工房に展示されているガラス片コマ(透明プラスチック製)を選択し、宮殿の窓枠にはめ込んでいく。ガラス片コマの選択方法は『アズール』と同じだが、配置できる場所が職人コマの位置によって制限されており、窓の完成による得点も異なる。またゲームごとにボードも得点パターンも変わり、一筋縄ではいかないようになっている。簡単なルールと高度な戦略性に加え、見た目も美しいゲームだ。
内容物 工房展示ボード9枚、宮殿ボード4枚、図案票32枚、ガラス職人コマ4個、マーカー8個、ガラス片コマ100個、得点ボード1枚、先手プレイヤータイル1枚、グラスタワー1個、布袋1枚ほか
・TGiWレポート:アズール:シントラのステンドグラス