『クトゥルフ・ウォーズ』日本語版リニューアル、3月21日発売
アークライトは3月21日、『クトゥルフ・ウォーズ(Cthulhu Wars)』新版の日本語版を発売する。ゲームデザイン・S.ピーターセン、2~4人用、14歳以上、90~90分、30000円(税別)。
オリジナルは2015年、グリーン・アイ・ゲームズ(アメリカ)からキックスターターを経て発売された作品。2017年に日本語版が発売され、高さ2cmから18cmまでの高品質な怪物フィギュア64体と3万円という高価格で話題になった。今回はコンポーネントとルールを整理した新版が発売される。
プレイヤーは旧支配者の一員となり、「大いなるクトゥルフ」「這い寄る混沌」「森の黒山羊」「黄色の印」のいずれかの種族を担当し、力を集めて狂信者を集め、軍勢を移動し、戦闘に加わり、怪物を召喚し、ゲートを建設し、旧支配者を目覚めさせる。種族ごとに異なる怪物・呪文の書・特殊能力を使うため、有効な戦術や戦法も毎回変わる。
新版はプレイ人数ごとに分かれていた儀式トラックが1つのボードにまとまり、ルールが明確化されてより遊びやすくなっている。また、今後発売予定の『クトゥルフ・ウォーズ:新たなる邪神』から新たな陣営を導入すれば、最大8人までプレイ可能となる。
内容物:ルールブック1冊、プレイヤー用ヒントカード4枚(102×140mm)、地球の大型地図ボード1組、儀式トラック1本、破滅トラック1本、6面ダイス20個、陣営カード(289×175mm)4枚、陣営トークン4枚、各陣営専用マーカー(魔力・破滅)8個、呪文書24冊、冒涜マーカー12個、儀式マーカー1個、第1プレイヤーマーカー1個、次元扉マーカー24個、古の印トロフィー・トークン36個、布製の袋1枚、プラスチックフィギュア64体
フランス年間ゲーム大賞2019に『ザ・マインド』
フランス年間ゲーム大賞選考委員会は21日(日本時間の22日未明)、カンヌ国際ゲーム祭の前夜祭にて、アズドール・フランス年間ゲーム大賞(As d’Or Jeu de l’année)を発表した。大賞にはコミュニケーションゲーム『ザ・マインド』が選ばれたほか、キッズゲーム部門に『ミスターウルフ』、エキスパートゲーム部門に『ディテクティブ(Detective)』が選ばれた。
賞は一般、キッズ、エキスパートの3部門に分割され、予め発表されていた各3~4タイトルのノミネートの中から1タイトルずつ大賞が選ばれた。
大賞に選ばれた『ザ・マインド』は昨年から話題となっているしゃべらずに気配でコミュニケーションするドイツのカードゲームで、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞9位、アラカルトカードゲーム賞3位とドイツの三大ボードゲーム賞に入賞し、日本語版も発売されている。
キッズゲーム部門の『ミスターウルフ』はブルーオレンジ(フランス)の製品で、狼が来る前に動物たちを小屋に帰す記憶ゲーム。ドイツ年間ゲーム大賞でも推薦リストに入っている。エキスパートゲーム部門の『ディテクティブ』はポーランドの推理ゲーム。
フランス年間ゲーム大賞は1988年から始まった賞で、昨年の大賞は『アズール』、一昨年は『アンロック!』が選ばれている。
【アスドール・フランス年間ゲーム大賞2019】
年間ゲーム大賞
ザ・マインド(The Mind / W.ヴァルシュ / NSV)
ノミネート:トレジャーアイランド、シャドウズ-アムステルダム、ソレニア
エキスパートゲーム部門
ディテクティブ(Detective / I.トルツェヴィツェク / ポータルゲームズ)
ノミネート:キーフォージ、スピリットアイランド
キッズゲーム部門
ミスターウルフ(Mr. Wolf / M.フォート&W.フォート / ブルーオレンジ)
ノミネート:キカフェ(Kikafé ?)、カラーモンスター(Le monstre des couleurs)、ゾンビキッズ(Zombie Kidz)
・trictrac.net:L’As d’Or Jeu de l’Année 2019 sont…
The As d'Or, the grand french award for Board gaming excelence has been announced during the @fijcannes and the winners were "The Mind" for the Family game and "Detective: A Modern Crime Board Game" for the Expert Game. What do you think? pic.twitter.com/Q2HFDVxzZW
— Boardgames Herald (@BoardgameHerald) 2019年2月21日