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クックドゥードゥルシミュレーター(Cook-a-Doodle Simulator)

新鮮なタマゴを届ける苦労

Cook A Doodle Simulator

養鶏場でニワトリ・ヒヨコ・タマゴを育てて出荷するワーカープレイスメントゲーム。オニギリゲームズがゲームマーケット2023秋に発表した。先行してキックスターターでローンチされ、100人が出資している。軽量級ゲームが大部分を占めるゲームマーケットで異彩を放ち、ゲームマーケット新作評価アンケートで1位となった。

ゲームは12ラウンドにわたって行われる。毎ラウンドの始めに、今回のラウンドに適用されるイベント(悪いものが多い)が公開され、それに対応できるようにしつつアクションを行う。

アクションはアクションスペースにワーカーを配置することで実行でき、ワーカーの数が多いほど強いアクションができる。注文カードに指示された数のニワトリ・ヒヨコ・タマゴを調達し、指定された配達先へ行って勝利点とお金をもらうというのが基本。

①注文カードの獲得、移動
②孵化(タマゴ→ヒヨコ)か産卵(ニワトリからタマゴ)
③改築(収容能力アップ)か雇用(労働者増)
④小屋清掃(清潔度アップ)
⑤買い出し(労働者の食料かヒヨコの餌の獲得)
⑥出稼ぎ(収入)
⑦タマゴ拾い

ラウンドが終わるたびにニワトリ、ヒヨコ、タマゴが年を取り、死んでいく。しかも清潔度を上げておかないと加速する。さらに3ラウンドに1回食糧供給フェイズがあり、それまでに労働者分の食料を調達しておかなければならない。食料が足りないと商品であるニワトリなどを食べなければならず、それも足りなければ勝利点を失う。これに悪いイベントが加わり、『アグリコラ』以上にマゾいゲームになる。

1つのアクションに多くのワーカーが必要な割に、できることが限られているため、余計なアクションは即死につながる。注文をもらう養鶏場と、配達施設の移動(2マス分あり、ワーカー1人では届かない)を最小限にとどめ、同じ配達先の注文カードをまとめ取りして配達し続けられる体制を作れるかがポイントのようだ。

クックドゥードゥルシミュレーター
ゲームデザイン:森空也/イラスト:すぐるめ
オニギリゲームズ(2023年)
2~4人用/8歳以上/60~120分
(売り切れ・再生産予定なし)

Posted in 日本語版リリース

デッキビルドで塔を目指す『スレイザスパイア・ボードゲーム』日本語版、3月29日発売

Slaythespirejケンビルは3月29日、『スレイザスパイア・ボードゲーム(Slay the Spire: The Board Game)』日本語版を発売した。ゲームデザイン:G.ドウォレツキ&A.ジョヴァンネッティ&C.ヤノ、イラスト:B.ブレネーズ&J.D.ランツァ=セブリアン、A.ドルタ、1~4人用、12歳以上、30~150分、27500円(スタンダードエディション)/39600円(コレクターズエディション、4月3日発売)。

敵を倒して自分のデッキを強化していき、最終ボスの討伐を目指すデジタルカードゲームのボードゲーム版。コンテンションゲームズが2023年、キックスターターで製品化した。キックスターターでは30000人が394万ドルを、日本語版のKibidangoでは2500人以上が6100万円を出資した。

オリジナル版のキャラクターとデッキ構築メカニクスを忠実に再現し、協力ゲームで4人までプレイ可能にした。自分だけのデッキを作り上げ、奇妙なモンスターと遭遇し、強力なレリックを見つけ、最後には「Slay the Spire(塔を打ち倒す)」強さを手に入れよう。仲間が1人でも倒れれば即ゲームオーバーの緊張感の中、パーティでのコミュニケーションがカギとなる。

800枚を超えるカードやキャラクターミニチュアなど、内容物は盛りだくさん。コレクターズエディションではメタルコインやキャラクターマットなど、よりゴージャスになっている。ほかにクラウドファンディングのストレッチゴールとして用意された限定アイテムも別売される。

ケンビル:Slay the Spire: The Board Game日本語版 コレクターズエディション
Kibidango:Slay the Spire: The Board Game 日本語版 一般販売について