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工場を構築してチョコ製造『チョコレートファクトリー』日本語版、9月10日発売

chocolatefactoryJ.jpgケンビルは9月10日、ボードゲーム『チョコレートファクトリー(Chocolate Factory)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・D.ディグビー&M.ダンスタン&B.ギルバート、イラスト・D.マルティネス&P.ニツィオレク&A.レーシュ、1~4人用、10歳以上、45~90分、6300円(税別)。
オリジナルはアレーキャットゲームズ(イギリス)からキックスターターを経て昨秋発売された作品。デザイナーは『コスタリカ』『エリジウム』のコンビらが担当した。20世紀初頭のチョコレート工場を構築し、チョコレートを効率よく製造するエンジンビルドとセットコレクションのゲーム。
各プレイヤーボードは工場になっており、装置を配置して、左からベルトコンベアで運ばれてくるカカオ豆を加工する。正方形タイルに載ったカカオコマが、プレイヤーボードのベルトコンベアを移動し、隣接する工場タイルで加工されていくギミックが見ものだ。
製造したチョコレートは、契約に沿ってデパートに並べ、得点にする。特殊能力をもつ従業員で工場内の作業やデパートでの販売の効率を上げることもできる。
工場装置と従業員は中央の場からセットでドラフトする。どのようなコンボが可能か考えながら選ぶのは悩ましい。ライバルの動向にも注意してチョコレートを加工しよう。1人用ルールもついて、パズルのように遊ぶこともできる。
ケンビル:チョコレートファクトリー 日本語版
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(写真は英語版)

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シュピール・デジタル’20:ディーププリントゲームズ

プランBゲームズから独立した元エッガートシュピーレの社長らが立ち上げた出版社(記事 )。今回が初出展となる。
リネイチャー(Renature)
ゲームデザイン・W.クラマー&M.キースリング、イラスト・D.ローハウゼン、2~4人用、8歳以上、45~60分。
環境汚染された渓谷を元の状態に戻すことを目指す。川の流域に沿って動物のドミノタイルを配置し、隣接する領域に植物を植える。しかし、どの植物をどのタイミングでどこに投入するべきか、うまく答えられたプレイヤーだけが勝つことができる。
中央に大きなゲームボードがあり、そのほかにプレイヤーボードがあって、自分の色と中立の色の芝生、茂み、松、オークなどの木駒、10種類の動物が2つずつ描かれたドミノタイルをもつ。
順番に手札のドミノタイル3枚から1枚をドミノのルールで配置する。ドミノタイルが茶色の空きマスに隣接していると、そのマスに植物を置くことができる。植物は種類によって1~4の価値があり、そのエリアにすでにある植物以下の得点がもらえる。

京都議定書(Kyoto)
ゲームデザイン・J.クレナー&S.ハルラー、イラスト・C.オッパラー、3~6人用、10歳以上、30~45分。
1997年に京都で開催された世界気候会議で、各国のCO2排出量を削減するための議定書が採択された。これが京都議定書である。
このゲームでは、プレイヤーは各国の代表として、気候会議でスピーディー交渉を行う。何も行動を起こさなければ地球に害が及ぶことを念頭に、削減目標を達成し、必要な財源を確保する。しかし、どの国にも隠されたアジェンダがあり、その国の富を増やしたい、あるいは維持したいという利権もある。
必要以上に出費したい国はない。何ラウンドかを通して、環境と各国の利益のバランスを見極めなければならない。石炭火力発電所、ビニールレジ袋、ビーフステーキ、F1、石油プラットフォーム、空の旅、スーパータンカー、クルーズ客船など、CO2排出量などが書かれたカードをプレイする。