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死者の日の祝祭(Fiesta de los Muertos)
他の人が何を考えていたか推理する 次々と書き換えられていくヒントと、お題となる人物・動物を結びつける連想ヒントゲーム。オールドチャップ出版(フランス)から2019年に発売され、2020年のフランス年間ゲーム大賞にノミネート。まもなくケンビルから日本語版が一般発売される。 各自ドクロのかたちをしたボー…
ジャストワン(Just One)
鋭いヒント、笑えるヒント ヒントは「トロフィー」「ハス」「スーパー」「ケーキ」。分かりますか? 岡江久美子氏が新型コロナウィルスでお亡くなりになったとと聞いてすぐ思い出したのはNHK「連想ゲーム」である。男性チームと女性チームに分かれて、キャプテンがヒントを出して回答者が答える。加藤芳郎キャプテンの…
四国(Shikoku)
「お先にどうぞ!」「いえいえ、そちらこそお先に!」 お遍路で知られる四国八十八箇所霊場の23番薬王寺。徳島にあり、名前の通り薬師如来を本尊とするお寺だ。ここには厄坂という厄落としの石段があり、一段ずつ賽銭を置いて登ると厄が落ちるとされる。実に年間100万人以上が訪れるという。 この厄坂を舞台にしたス…
時代劇3600秒(Historical Drama 3600 Seconds)
予定不調和の笑い 主人公と脇役を駆使してさまざまなイベントや悪者に挑み、視聴率を競うゲーム。King’s Courtがゲームマーケット2006でカラー版を発表して以来のリメイクとなる。そのとき作者が「初版は10年以上前につくられた」とコメントしているので、ゲームマーケットが始まる前、90…
ジンバブエトリック(Zimbabweee Trick)
祭りは急激に終わりを告げる アフリカ・ジンバブエではムガベ独裁政権による経済政策の失敗により、300兆ジンバブエドル=1円というハイパーインフレが起こった。ひと目ではいくらか分からないような膨大な数字を、トリックテイクに落とし込んだ作品。ゲームマーケット2019春でサークル倦怠期より発表された。 配…
狩猟の時代(Age of Hunting)
混雑の狩場で いくつかの狩場でクマやマンモスを手に入れ、集落を発展させるワーカープレイスメントゲーム。ゲームマーケット2018秋に「A.I.Lab.遊」から頒布された。ワーカープレイスメントは現在、国内外で数多くのボードゲームに用いられているが、オリジナリティの高いアイデアを盛り込んでいる。 狩場ボ…
ジンジャーブレッドハウス(Hexenhaus)
悪役から見た物語 グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』は、日本でもよく知られた物語である。悪役の魔女はお菓子の家で子供たちをおびき寄せ、殺して食べてしまう。その魔女の立場になって見たのがこのゲーム。ヘンゼルとグレーテルだけでなく、白雪姫、ドラゴン、ハンプティーダンプティーたちが、お菓子をつまみぐいしに…
シティ・オブ・ローマ(City of Rome)
運命は、志ある者を導き、志なき者を引きずってゆく(セネカ) 自分の前にカードを並べてローマの街を作り、得点を競うゲーム。シュピール’18の会場内で、ドイツのボードゲーム専門誌「フェアプレイ」が行った人気投票「スカウトアクション」で1位となり、多くのゲーマーがノーマークだったために「フェア…
進撃の巨人:最終決戦(Attack on Titan: The Last Stand)
最後の一撃、間に合うか? アニメ・映画化もされている諫山創の人気コミックを、ゲーム大賞作家のボザがボードゲーム化した作品。アメリカで発売されたものだが、コミック発信地の日本で発売されるかどうかはまだ分からない。版権の関係で簡単にはいかないかもしれない。 プレイヤーのひとりが巨人役となり、残りが人間と…
ジョハリ(Johari)
売りたいとき売れず インドの宝石市場で、宝石を仕入れて販売し、名声を競うゲーム。イタリア人がデザインし、ルックアウトシュピーレ(ドイツ)が2014年のエッセン・シュピールで発表した作品である。セットコレクション、一手を争うシビアなアクション選択、そして特殊効果カードと、ゲーマーにたまらない要素が詰め…