カテゴリー: エッセイ
ルール和訳公開の是非(1)国内ショップへの影響
最近、最新のボードゲームでもすぐに翻訳が公開されるようになった。これに加えて、アメリカアマゾンが日本への販売を解禁、ドイツアマゾンもすっかりおなじみになり、ボードゲームを個人輸入で購入する人が増えていると思われる。国内ショップと比べた記事、どれくらい安いかを比較した記事もある。 ・ボードゲームのネッ…
ボードゲームサークルのマナー
不特定多数の人が集まるオープンのボードゲームサークルにおいて、知らず知らずのうちに他人を不快にさせているのではないかと心配する方が多いようなので、自分用のチェックリストとしてまとめてみた。 こういったことは(サークルで明文化されていない限り)「ルール」ではない。サークルによって状況はかなり異なるので…
デザイナー/メーカー名の表記
海外の名前を完全にカタカナ表記することは、対応する子音がなかったり、母音が入らないところで母音が入ってしまったりするため不可能である。そこで、近い表記を目指すわけだが、人によって異なることがある。 どんな表記があるか、紙媒体のボードゲーム関連書籍を調べてみた。調査したのは『ノイエ』(1998-200…
ボードゲームを買いすぎないための10箇条
ゲーム棚の整理に続いて、ようやく放出品のネットオークション出品が終わった。一括出品ができる無料ソフトはあるが、写真を撮って、軽く色彩補正して、レビューを探して紹介文を書くまでが長い。さらに、海外から買ったものは日本語ルールの制作もある。準備に1週間くらいかかってしまった。 これから落札されると、連絡…
ゲーム棚の整理
ただでさえ満載な我が家のボードゲーム棚。久しぶりに大量購入することになったので、荷物が届く前に整理をしてみた。 我が家では、ボードゲーム棚が3つ、カードゲーム棚が1つに制限されており、収まらなかったものは放出しなければいけないという約束。とうの昔に飽和状態だから、1つ買えば1つは手放すことになるわけ…
日本のボードゲーム人口
よく話題になるけれども、結局つかめないものとしてボードゲームのプレイ人口がある。実際のところクラスタなどというものは幻想で、コアなゲーマーから、付き合いでたまに遊ぶ人、何年かに1回人生ゲームやウノを遊ぶ人と、グラデーション状に広がり、その中をマントル状に流動しているのだと思う。 したがってどこに境界…
ボードゲームにおけるタブー破り
ドイツのボードゲームデザイナー、A.マイヤーは”Spiele entwickeln(ボードゲーム開発)2010“において、「ボードゲームの中のタブーとタブー破り」と題する寄稿を行っている。タブー(禁忌)の原義から説き起こして、社会学のアンケート結果、芸術・文学・映画におけるタ…
100の質問の回答を拝見して
「ボードゲーマーに100の質問」を投げかけたところ、数多くの回答が寄せられており、興味深く読ませていただいている。すごく時間がかかるので、回答するだけでそれだけプライオリティが高いんだなと敬服する。 ここで回答者への感謝を込めて、この質問の狙いを記しておきたい。 お正月早々、あちこちのサイトでゲーム…
ボードゲーマーに100の質問(回答)
Q1:ボードゲームにハマった(ボードゲーマーになった)のはいつごろですか? 1996年頃。大学院に入った年で時間にも仲間にも恵まれていました。 Q2:ハマるきっかけになったゲームは何ですか? カタンの開拓者。2〜3年はこればかり遊んでいました。 Q3:どのようなタイプのゲームが好きですか? テ…
私がまだゲーマーでなかった頃(2):人生ゲーム
人生ゲームを初めて遊んだのは小学生のとき、友人宅でだった。見たこともない桁数の紙幣、10まで出せる豪華なルーレット、男女別のコマと車、そのどれもがそれまで遊んでいたすごろくと大きく異なるものだったが、一番興奮したのは、コースに山が浮き出ていて、その山にもマス目があったことだ。少し斜めになっている山の…