投稿者: おの
ゲームマーケット2006
来週の日曜日に迫ったゲームマーケット。日本の若きゲームデザイナーが発表する意欲的な新作を楽しみにしている人も多いだろう。いずれも数量は少なく、たいていは午前中、早ければ開場後数分で売り切れるので、手に入れたい方は予めチェックして買い逃さないようにしたい。 『カルタゴの貿易商たち』(カワサキファクトリ…
対談:デロンシュVSフリーゼ
「暗黒の大広間」「むかつく友達?」など日本にも多くのファンがいる異色のゲームデザイナー、フリーデマン・フリーゼ(2Fシュピーレ)。「マニラ」「トランスアメリカ」などで21世紀になってから注目を集めつつあるフランツ=ベンノ・デロンシュ(裁判官)。この2人の対談をゲームサイトReich der Spie…
乗車券2人用バリアント
H@LL9000(http://www.hall9000.de/rezi.pl?spiel=zug_um_zug)に掲載されていたものを訳出。H.カシュトナー作。ちょっとした変更で遊べるので試してみて下さい。 以下のルール変更を除いて通常通り。 準備:まず中立の色を3つ決め、それぞれのスタート駅を決…
ギミック
レビューを読んだりして長らく知らなかった言葉に「ギミック」がある。「G.バースの作品はギミックが面白くて……」「このゲームはギミックが命です……」など。 gimmick (1)(手品師などの)秘密の仕掛け, たね, トリック.(2)(広告などで人目を引くための)工夫, 仕掛け, 手; 新案品. (C…
人生ゲームM&A
朝日新聞1月10日(火)夕刊5面に「人生ゲームM&A」の紹介記事。カラーでゲーム紙幣をもつ開発チームの写真が載り、開発者の地引さんがこのゲームを開発するまでの経緯を報じている。発売までにルーレットを回した時間は30時間以上。「何百回も繰り返すと、どんでん返しの興奮や駆け引きの面白みや、意外…
似ている
ゲームを紹介するとき、「○○に似ている」とほかのゲームを引き合いに出すことが時々ある。遊んでいない人にどういうゲームか説明するのはなかなか難しいものだから、端的に言えるこのやり方は便利なものだが、その一方で誤解を与える危険もある。 先日あるゲームを遊んだ後の会話である。そのゲームは、あるサイトで「○…
カードゲームの写真をどう撮るか
ウェブサイトでボードゲームの紹介をするとき、写真を載せるのは効果がある。百聞は一見にしかずでまどろっこしい説明を省くことができるし、コンポーネントやイラストの美しさを印象付けることもできる。 ウェブサイトの管理者で集まってボードゲームを遊ぶと、1ゲーム終わるたびに恒例の撮影会が始まり、翌日や翌々日に…
新バルバロッサ
今秋エッセンから発売された新版。コスモス・リオグランデ版からの変更点は以下の通り。 +ほかの人が2マス進むゴーストのマスがなくなり、マスが6マスに。 +呪いの石で割り込んだ人が何人かいた場合、早い者勝ちではなくダイスで決める。 +ボードが小さくなり、箱も小さくなって値段が下がった 3〜4人用(コスモ…
一緒に遊びたい3人
すごく面白かったはずのゲームが、後日違うメンバーで遊ぶと途端に色褪せてしまうことがある。あれは錯覚だったのか? メンバーによってゲームの楽しさが全く違うことは、愛好者なら誰でも経験することだろう。だからこそ、そのメンバーにぴったりあったゲームをセレクトすることも大事なのだが、遊びたいゲームが次から次…
サンクトペテルブルグ:饗宴
Sankt Petersburg – Das Bankett(カール=ハインツ・シュミール&ハンス社のアイデアによる。Spielbox 05年6号付録) ルール:普通カード3枚と、特殊カード9枚が入っています。裏面の色に応じてそれぞれ対応する山札に混ぜておきます。 特殊カード(紫)は通常…