ドイツ・ボードゲーム専門委員会(Fachgruppe Spiel)は今月、2007年のボードゲーム市場について報告した。ドイツ・ボードゲーム専門委員会はボードゲームの主要17社が共同で設置しているもので、毎年、エッセン国際ゲーム祭などで調査結果を発表している。
発表によると、玩具市場全体におけるボードゲーム(パズルを含む)の比率は17.6%。ボードゲームの成長によって前年の14%から3ポイント増加した。売り上げ総額は4億ユーロ(650億円)を突破する見込みだ。お手頃の値段のポータブルゲームと、流行のポーカー関連グッズが増加を後押ししたという。
ドイツ・ボードゲーム専門委員会はさらに「ボードゲームを学校に(Spiel fördert Schule)」キャンペーンを提唱。ボードゲームを通して知性、人格の涵養、集中力のアップ、言語運用力の向上、創造性を養うことなどを目的として、ボードゲームセットを学校に安価で配る仕組みを構築中だ。
・Fachgruppe Spiel: Pressemitteilung Spiel ’07 Essen (PDF)