見えてくるベン図
3つのお題が重なり合う「ベン図」に手持ちのカードを配置する推理ゲーム。オールプレイ(アメリカ)が昨年発売したもので、ゴールデンギーク賞パーティーゲーム部門にノミネートされ、ゲームマーケット2025春にて日本語版が発売された。
お題は赤「状況」、青「属性」、黄「名称」のお題でベン図のヒモが引かれており、いずれも当てはまらない領域、1つだけ当てはまる領域、2つだけ当てはまる領域、3つとも当てはまる領域に分かれる。3つのお題は親だけが知っており、カードを置くたびに正誤判定を行う。
手番には手札を1枚、ベン図のどこかに置いて親に判定してもらう。正解ならば手札が1枚減り、不正解ならば親が正しい場所に置き直して1枚引く。こうして手札を先になくした人の勝ち。何枚か置かれてるとその共通性からだんだんと予想がついてくるが、正しいとは限らず、自信を持って置いたものがハズレだと混乱する(逆に直感というか、あてずっぽうが当たることもある)。
お題の組み合わせによっては当てはまるものがなくて困るが、3つとも当てはまるものがそこそこ出てくると盛り上がる。3人が1つずつお題を知っている『百科審議官』(2006)を思い出した。
Things in Rings
ゲームデザイン:P.C.ヘイワード、イラスト:S.コンラド
オールプレイ(2024年)
2~6人用、6歳以上、15~20分