ホビージャパンは10月上旬、『ラ・ラマ・ランド(Llamaland)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・P.ウォーカー=ハーディング、イラスト・K.フランツ、2~4人用、10歳以上、45分、5500円(税込)。
ルックアウト社(ドイツ)が今年発売した立体タイル配置パズルゲーム。デザインはウォーカー=ハーディングで、同社の『クマ牧場』や『ジンジャーブレッドハウス』をリリースしている。ペルーの高地を舞台に、段々畑を重ねて農作物を収穫し、ラマを飼育する。
4×4マスの個人ボードからスタート。手番には場からポリオミノの土地タイルを選び、個人ボードつなげて地所を広げるか、土地タイルを重ねてカカオ、トウモロコシ、ジャガイモ、コイン、人物がいる小屋などのアイコンが隠れたら、対応するリソースを収集物として集める。
収穫物が4つ集まったら、ラマを自分の農場に連れてくる。ラマは得点になり、しかも先に取るほど得点が高いが、ラマのいるマスには土地タイルが置けなくなるので注意が必要だ。ボードを塞がないコインを集めるという手もある。そこで人物カードの特殊能力をうまく使えるかもカギとなる。
ラマカードや土地タイルが規定枚数使われたらゲーム終了で、ラマ、収穫物のセット、コイン、ゲーム中に達成した目標カードの得点合計を競う。ラマ駒の可愛さとシンプルなルールとは裏腹に、一手一手が悩ましい作品だ。