cosaicは4月25日、戦略的ダイスゲーム『王への請願(Um Krone und Kragen)』日本語版を発売する。T.レーマン作、秋津たいらイラスト、2~5人用、10歳以上、45分、2,700円。
オリジナルはアミーゴ社(ドイツ)が2006年に発売した作品。メビウスゲームズが取り扱い、日本国内で特に人気が高かったが、絶版になったため中古市場しか手に入らなくなっていた。
プレイヤーは王への請願者となり、請願を成功させるために自身の説得力(ダイス目)を活かし有力な廷臣の支持を得て、口を利いてもらうように計らう。はじめは少ししかもっていないダイスを、廷臣の特殊効果を駆使して増やし、出目を操作して王様を狙う。運はもちろん重要だが、運だけでは決して勝てない戦略性の高いダイスゲームだ。
手番には手持ちのダイスを振り、出た目が条件を満たしていれば場にあるカードを手に入れることができる。最初は3個のダイスしかないが、4個となり、5個となり、あるいは特定の出目を操作できるようになり、ダイス運を自分の意思でコントロールできるようになっていく。最後に全員が「どれだけ多くのゾロ目を出すことができるか」の一発勝負を行って勝負を決めるまで、どのような能力を揃えていくのか、振るダイスの数を増やして確率を底上げするのか、ダイスの操作を主眼において、無理やりにでも出目を揃えていくのかといった選択の面白さがある。
イラストはパッケージ、カード版ともにローカライズ。『タルギ』『王宮のささやき』に引き続いて秋津たいら氏が手がけている。
・Group SNE:トム・レーマンの傑作ダイスゲーム『王への請願』が日本語版で登場!
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